滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-北近江支部-

北近江支部6月例会を開催しました~事業承継の本音、語ります~社長になって6か月、だれにも打ち明けなかった私の本音~

北近江支部 例会レポート

2020年6月23日 北近江支部6月例会を開催いたしました。
滋賀同友会としてはじめてのハイブリッド例会(会場とZoomをつないだ例会)でございました。

イベント名 滋賀県中小企業家同友会 北近江支部 6月例会
主催 滋賀県中小企業同友会北近江支部
会社名 ㈱クローバー 代表取締役社長
報告者 姉崎 弘二氏
場所 北ビワコホテル グラツィエ
日時 17時30分~20時30分

 

17:30~㈱ハートコンピューター 高橋 玲子氏によるズーム研修

実際に各々ノートパソコンやスマートフォン等を用いて①ズームのインストール②IDなどの説明

③背景の変更④招待の仕方、スケジュールの組方⑤同じ会場内の人同士でズームを接続し実地体験

 

18:00 開会挨拶 小田柿支部長

北近江支部初のリアル(現地)とオンライン(ズーム)のハイブリット例会

当社もコロナのゴタゴタの影響を大きく受けている。3月までは順調な業務が4月から6月はダメージが大きい。生きがいは与えられるものではなく自ら見つけるもの。我々経営者は率先して掴み取って行く。逃げないで経営者が先ずやってみる事が大事。経営者の器以上に従業員は成長しない。もし経営者以上に従業員が成長したら離職に繋がる。経営者が自身の成長に注力が大事。

18:10 ㈱クローバー 姉崎社長の報告

テーマ「事業継承の本音、語ります~社長になって6か月、だれにも打ち明けなかった私の本音~」

挨拶 コロナウィルスで自粛規制が解除されたとは言え、まだまだ対応で忙しい中ご参加頂きありがとうございます。

 

自己紹介 北海道で生まれてから現在までの流れ。特に幼少期に食堂経営されている両親がお腹を空かせたホームレスに特大おにぎりをプレゼントした現場に居合わせ、両親の事を「かっこいい」と強く影響を受ける。

 

事業継承 本当は事業継承をしたくない。でも会長の澤田氏は起業家で色々なチャレンジをしたい。そのチャレンジを応援したい気持ちから、渋々事業継承をする。準備期間は3年では足りない。事業継承に伴う気構えから勉強しておけばよかった。不安にさせない為に従業員や会長の前で「本当は社長なんてやりたくない」と言えない。

自身に足りないものとして大きく4つ

  • 社長になる為の知識
  • 社長になる為の覚悟
  • 会社をどのようにしていきたいか
  • 会社で何をしたいのか

第41期経営指針を創る会に参加し、鋭い指摘や心暖かいアドバイスのお陰で、足りなかったものが少しずつ備わってきたと思う。特に1番必要な事は社長の覚悟だと思う。

その覚悟とは①従業員に対する責任。働き方改革の整備や適正な評価とキャリアアップの道筋創り。

②売上に対する責任。現在は非常に厳しいが3年後以降の利益確保に注力。分社化も検討。

現在は日々起きる案件の処理に追われ、本来行わなければならない事に手を付けられない状況もある。

重要な判断は自身が行うが、些細な事なら従業員で対応解決して行ける様にしたい。だが自身も澤田会長の判断、指示待ちの時がある。

 

私は「安心」を届ける会社にして行きたい。派遣さんを含む全従業員が安心して働ける。安心して生活できる。顧客には安心してクローバーに仕事を任せられる。「安心」をキーワードに進めていきたい。

また、大変な時だからこそ笑顔で辛い仕事をしていきたい。どのような状況でも笑顔を絶やしたくない。

内勤者各々を主役にした選挙風ポスターを作成し、笑顔と意気込みを社内に掲示。

 

自身が本当にやりたい事で長浜就労サポート事業も行う。色々な原因で引きこもってしまったり、社会に出る事を恐れている人たちの社会復帰サポートを長浜市と協力して行っている。

19:00 グループ討論「コロナ禍を乗り越える為に、どのうような工夫していますか?」

会場3グループ、ズーム3グループで行う。

19:40討論発表

同友会の強みは密になる事だがそれが出来ずに困る。例会でリアルとオンラインで行うことで、参加しやすくなり掘り起こしが出来た。

単価競争をしない。付加価値を上げる独自取り組みをしていた仕事はコロナ禍でも減らない。

中国に仕事を依頼出来ない事からの受注増。今後仕事が国内に回帰の可能性有り。

今まで反応全く無かった求人が好反応。

学校休業の為仕事を休んだら解雇になったと法律相談。

しっかりと給付金・助成金を活用

 

 

記録/U.T