滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-北近江支部-

人が生きる場としての経営を考える~北近江支部9月例会~

北近江支部 例会レポート

北近江支部9月例会が21日(火)18時から20時30分までオンラインで開催され14人が参加しました。
この例会では、北近江支部会員のNPO法人わっか代表の柳生のびさんより「誰もが、まるごと受けとめられる社会を目指して~NPO法人わっかの挑戦と実践~」をテーマにご報告いただきました。

わっかさんは古民家を開放して子供たちが思うがままに過ごせる居場所づくりをすすめながら、米原市の委託を受けて放課後児童クラブの運営、また若者の学習や生活・就労支援の他、シェルターハウスも運営されています。

わっかさんの子供や若者に向き合う理念と取り組みをお伺いしたあと「あなたの会社は社員にとってどんな存在になっていますか?これからどのような存在になろうとお考えですか?」をテーマにグループ討論しました。

参加者からは次のような感想が寄せられ、少人数の参加者であったがゆえに人が生きる場としての経営のあり方を深く問い返すことが出来る例会となりました。
「会社が、自分自身が、社員さんにとってどのような場所なのか、存在なのかを深く考えたり、他の人の意見を聞いたりしてとても視野が広がりました。」

「自社で働く事が社会貢献活動だと、社員に伝えきれてないと再認識。」
「社員がこの会社をどう思って毎日仕事をしているのか、しっかり考えられていないと気付きました。面談では聞いているつもりでしたが、そうした場では本音かどうか分かりません。」

「その子のありのままと、可能性を潰してしまわないように理想像を押し付けるのではなく、将来についてどんな大人になってほしいか望まないと、おっしゃった言葉にハッとさせられました。ありのままを受け入れるという意味の深みと難しさを見た気がしました。」

「人ってこうあるべきとか、会社って、社員さんってなど、先入観や思い込みをしないように人と接するようにしたいと思います。」(記 廣瀬元行)

、人が生きる企業づくりを深く考えることが出来ました。