「コンビニエンスファクトリーをめざす」
甲賀支部例会が、サントピア水口共同福祉施設、視聴覚室で開催され、会員・社員15名が参加しました。
報告者は、李川 剛隆氏(㈱八代製作所社長)、「価値あるものを価値あるタイミングでお届けする!!」~ コンビニエンスファクトリーをめざす ~をテーマに経営実践報告をいただきました。
創業者である父からそろそろ会社に帰ってこないかと言われ、会社を引き継いだのが、バブル崩壊後の製造業にとって大変厳しい中でした。とはいえ受注があったので、そんなに問題はないだろうと思っていましたが、下請け中小企業の典型で苦しい経営状態でした。
社内の情報や受発注管理を一手に引き受け、会社の近代化に取り組まれます。多くの取引先があり、技術の蓄積を系統的に行い、お客様の細かな要望と納期に応えていくことで信頼と技術で高品質な小ロットのモノづくりで企業イメージを変えてこられました。
それには、技術・品質管理を維持する社員の方の積極的な働き方でした。李川氏はパート、アルバイトや派遣などを全員正規雇用に切り替え、「家族の生活を一番に考える」と“家族主義”の経営方針に切り替え、定年まで働ける企業づくりでの技術やノウハウの蓄積こそわが社の強みと報告されました。