10月20日18:30~21:00、湖南支部10月例会を開催しました。Zoomでの開催で、約30名が参加しました。
ご報告は、滋賀ビジネスマシン株式会社代表取締役社長の田井勝実さん(滋賀同友会ユニバーサル委員長)で、テーマは「コピーで人は育たない」です。
田井さんは、「経営理念を作ってくれる会がある」と誘われて、滋賀同友会に入会、「経営指針を創る会」を受講されます。受講してみると「理念を作ってくれる」のではなく、「理念をつくる」会ということが明らかになります。
経営指針を創る会受講後、経営労働委員会などにかかわる中で、経営労働委員のメンバーに、自社の悩み事を熱心に聞いてアドバイスをもらいます。そのなかで、経営理念を追求するとともに、中小企業家同友会が大切にしている「人間尊重経営」とは何かを模索していきます。
同友会で学びを深めても、実践しなければ身につかないものです。田井さんは、自社経営のなかで、特に「人」に関することで悩み実践されますが、必ずしもうまくいくとは限りません。悩む中で滋賀同友会のユニバーサル委員長に就任しながら、そのなかで本物の人間尊重経営とはなにか、常に考え、常に答えを出しながら、社員をパートナーと信じながら経営を進めていかれます。
例会では、経営における課題を具体例を交えながらお話しいただきました。
中小企業家同友会は、経営を突き詰めた方のご報告をお聞きしたり、正解を教えてもらう会ではありません。突き詰めれば、経営には決まった正解はなく、経営を進めていく中で顕著化してくる経営課題をその都度、自分で考え、社員と考え、同友会の仲間と議論しながら解決を目指していく会です。
今回の例会は、田井さんのご報告を通じて、あらためて中小企業家同友会の学びについて振り返る機会となりました。