滋賀県中小企業家同友会

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立命館大学経済学部「キャリアデザイン講座」第6講で、辻本真樹さん(湖東開発㈱ 代表取締役社長)がご講演されました。

共育・求人委員会 委員会レポート

滋賀県中小企業家同友会と立命館大学経済学部との協力協定に基づいてスタートした同学部2回生対象の「キャリアデザイン講義」(担当:共育・求人委員会)第6講が11月2日(木)16:20~17:50にて開催され、湖東開発㈱ 代表取締役社長の辻本真樹さんが講義をされました。

辻本さんは幼少期からずっと経営者を志していたということではなく、小学校ではPC関連の仕事、中学校では海上保安官を目指していました。経営者を志したきっかけは、心理学の学者をしていた親戚との出会いから、「心理学を修めて社長になれば、周囲の人や関係者を巻き込んで面白いことが出来るのでは」と考えたことからでした。そこからは「社長になるには、いつまでに、何をすれば良いか」を考え、行動の軸に据えて行動していきます。大学で心理学を専攻し、転機となったのは大学2年の夏のことでした。ふとこれからの自分の進路を考えると「大学卒業後すぐに親の会社に就職するのは親のすねかじりなのでは。全く知人がいない土地で自分の力を試したい」との想いが湧き、湖東開発㈱ではなく愛知の不動産ベンチャー企業に就職しました。

ベンチャー企業で社長表彰も受けるほどの圧倒的な成果を残し、3年間勤めあげて不動産会社を退職。湖東開発㈱に入社します。親の会社に戻ってきたものの前職の経験もあり、早く役職に就きたいな、もっと稼ぎたいなと考える入社1年目でした。一度役職付きを経験してみようと考え、本業以外に個人事業の会社も立ち上げましたが、やはり自分が思っていた社長とは違っていました。別会社の立ち上げで学んだ時間の使い方と目標設定の仕方を湖東開発に入社してからも存分に活用していきました。会社を継承してからは、経営理念である”だれしもが好きになる まちをつくる”に挑戦しています。


起業・事業承継を経験してきた辻本さんは学生に伝えたいこととして、次の3点を挙げました。
①夢しか叶わない
夢は描くことでしか達成できない。夢は変わっても良いが大切なのは行動に起こすことと期限を設けること。
②目的と手段を混同しない
生きることの目標はなにか?あなたの生きる意味は?何がやりたいか?をよく考えること。
③自分の輝ける場所はどこかを考える
夢を叶える場所はどこかを考える。夢を叶える場所は大手以外にも無限に広がっている。