滋賀県中小企業家同友会

委員会活動について-共育委員会-

初のオンライン新入社員研修を開催!~共育・求人委員会~

共育・求人委員会 委員会レポート

滋賀県中小企業家同友会共育・求人委員会では、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために開催を見合わせていた2020新入社員研修会を、8月28日(金)13;30~15:30にオンライン(Zoom)で開催し、7社より13人の新入社員と、運営スタッフ10人が参加しました。

オンライン研修の開催にあたっては、共育・求人委員会の中に「テキスト作成」と「オンライン研修運営」のグループを組織して、準備が進められました。
テキスト作成グループは同友しが8月号を新入社員共育ち特集として「月刊共育ち」の企画から執筆まですべて手分けして執り行うことが出来ました。
オンライン研修運営グループは、当日のスケジュールと役割分担を担当しました。
同友会事務局は当日参加者のグループ分けやZoomの各種設定と当日の運営を担いました。

13時30分に小南共育・求人委員の司会で開催しました。
宮川草平共育・求人委員長からは「今年はコロナ禍という経験したことが無い環境で、不安だらけのスタートを切ることになりました。今日こうして新入社員の皆さんとオンラインで集い、語り合い、学びあえることを本当に嬉しく思います」と激励の気持ちを込めて開会挨拶が行われました。

この後、3つのグループに分かれてディスカッションを行いました。
まず最初に、「就職してからの私の失敗談」を話し合いました。受講生からは「みんながたくさん失敗している話を聞いて、失敗しているのは自分だけでは無いという安心感を持ちました」「私たちが失敗をしても、それを許してくれるし、失敗を教訓にしてさらにチャレンジできる社風のある会社ばかりで、そういう会社に働けている自分は本当に幸せだと思いました」と感想が寄せられ、一人で考え悩まないで、仲間と共有する場を持つことができて本当によかったと感じました。

失敗談を共有し、参加者同士の心が繋がったところで、研修のメインディッシュ「月刊共育ち別冊」をテキストに、読み合わせとディスカッションを行いました。
まず、「簡単なようで難しい問いかけ「何のために働くのか」」をテーマにしたテキストを受講生で輪読しました。


グループ討論のテーマは
●入社後の数ヶ月で、自分はどのように成長できたと思いますか?
●働くことで得られることは、何があると思いますか?
●自分のこれからの人生と、会社が大切にしている価値観(経営理念)は、どのような関係になっているでしょうか?
でした。

働くことを通じての自己成長を確認しながら、自分の未来を会社の経営理念と摺り合わせて考えるという、ちょっと難しい討論内容ではありましたが、受講生からは「明日から失敗を恐れず、失敗をしてしまっても反省しながらも前向きにとらえるようにしていきます。グループ討論になって他人の意見を聞くことで、一人では得られない気づきになったので、明日からの実践につなげていこうと思います」「他の企業の方のお話しを聞かせていただき、働くことの意味は何かと自分の中で見つめ直すことが出来ました。私が仕事で得られるものは自分で考える力が得られると一番に考えました。その力をつけるにはどのように行動すれば良いのか、考えながら活動していきたいです」と、働くことを深く考える機会になりました。

グループ討論の発表が行われた後、浜本共育・求人副委員長から「働くことは、仲間やお客様、地域に役立つことだし、自分を成長させることです。そして多くの人から必要とされるよい会社をつくり事です。コロナ禍という厳しい状況だからこそ、力を合わせてよりよく働き、働ける条件をつくって行きましょう」とまとめられ、閉会しました。

オンラインでの開催で運営に不安はありましたが、受講生からは「このような機会を継続して持って欲しい」という声が寄せられました。新入社員にはオンラインでの対話に壁が無く受け入れられるマインドがあることを知ることが出来ました。委員会では引き続きフォローアップの研修に、今回の経験をいかして取り組んで参ります。

同友会の社員と共に学ぶ活動にご参加を希望される会員さん(会員外の経営者の方も)は、共育・求人委員会にご参加下さい。人間尊重の精神で、人をいかす経営の実践を学び合うことが出来ます。事務局までご一報下さい。
滋賀県中小企業家同友会事務局(担当・廣瀬)
TEL 077(561)5333
FAX 077(561)5334