滋賀県中小企業家同友会

委員会活動について-経営労働委員会-

≪総まとめ①≫第45期経営指針を創る会・全7講が完結 11名が修了-その軌跡をたどる

経営労働委員会 委員会活動報告

第45期経営指針を創る会全7講が完結しました!


2023年1月20日オリエンテーションから8月19日第7講までの約7か月間、全7講で開催された第45期経営指針を創る会では、11名が修了し、経営指針書に基づく経営(指針経営)の第1歩を踏み出しました。
今回は、この7か月の歩みを振り返りながら、経営指針を創る会とは何かをご紹介させていただきます。

① オリエンテーション ~ なぜ経営指針書が大事なのか?労使見解とはなにか?

オリエンテーションは1月20日、草津市のトラットリアデラメーラで開催。
OBOG団(過去の創る会修了者)から、経営指針を創る会とはなにか、指針書の体系、そして労使見解の精神についてプレゼンテーションを行います。7か月間、ともに魂を削りながら学びあう受講者とOBOG団との初顔合わせの会です。

② 第1講 2023年2月3,4日 高島市今津 可以登楼別館
第1講は、宿泊研修です。第1講では、提出課題である、6つの問いかけからなる「経営理念検討シート」をもとに、受講者がそれを口頭で発表し、OBOGより様々な角度から問いかけをしていきます。「何のために経営しているのか」という第1の問いが肝で、ここをよくよく固めておかないと、結局は「お金のため」とか「家族のため」という答えになります。しかし、経営者はそのような目的で経営してはなりません(笑)。会社は公器であり、会社は個人の利益のために存在しているのではありませんし、また、社員さんも社長の利益のために働いているのではありません。このあたりを、ゴシゴシと問答を通じて磨き上げていきます。また、「自社の固有の役割は何ですか」という問いも難しい。うわべでは、儲かっている事業が固有の役割だと考えてしまいがちですが、本当にそれがお客様に選ばれている理由でしょうか?ムズカシイデスネ。
さて、分科会で凝り固まった頭をごりごりと削られた後は、夕食を食べ、ラフな格好になって「夜学」の時間となります。受講者は、30分でこれまでの生い立ちやなぜ経営者になったのかなどを赤裸々に話し、OBOGはそれを「傾聴」します。そうして、受講者とOBOGとの間に信頼関係ができてきます。そして、夜学で得た気づきをもとに、再び「経営理念検討シート」に取組み、翌日の分科会に備えます。
第1講2日目は、分科会で再度「経営理念検討シート」を発表、OBOGからの問いかけがあり、第2講で提出する課題の説明があり12時に解散です。

⇒②につづく