滋賀県中小企業家同友会

委員会活動について-経営労働委員会-

第42期経営指針を創る会第1講を開講いたしました

経営労働委員会 委員会活動報告

第42期経営指針を創る会・第1講を開講いたしました。

 2019年9月20日・21日、第42期経営指針を創る会第1講を、琵琶湖マリオットホテル(守山市)にて開講いたしました。
受講生12名、OBOG23名の計35名が参加しました。
 経営指針を創る会は、受講生の集合時間1時間前からはじまります。事前に提出された課題をもとに、OBOG団が疑問点、深堀りする点を出し合い、受講生にどのような質問をするか、話し合います。35分という短い時間のなかで要点をあぶりだすため、緊迫した雰囲気になります。
午前10時、受講生が会場に集合し、経営指針を創る会が始まります。
冒頭、川邉和明総合座長(株式会社アド・プランニング代表取締役)から、第1講の目的とゴール、受講上の心構えについてお話がありました。


総合座長の挨拶後、いよいよ4つの班に分かれて分科会が始まります。受講生の提出課題をもとに、一人あたり1時間40分の議論です。
第1講のゴールは「経営理念の必要性と労使見解の必要性を理解する」。経営指針を創る会では、経営理念を作成するにあたり、
「6つの問いかけ」が反映された経営理念であるかを重視します。「6つの問いかけ」とは、①何のために経営しているのか、②わが社の固有の役割は何か、③大切にしている価値観・人生観、④顧客や取引先(仕入先)に対する基本姿勢、⑤社員に対する基本姿勢、⑥地域社会や環境に対する基本姿勢、です。
分科会では、OBOG団から、「問いかけ」という方法で、受講生の皆さんの気づきを促し、実践に結びつくようアドバイスをします。OBOG団も、経営のプロではありますが、コーチングのプロではありませんから、何を質問すべきか、どのように問いかけるべきかを熟考し、言葉を投げかけます。受講生とOBOG団との共育ちの関係性が創る会では重要です。

分科会終了後は、青木雅生三重大学教授から、「労使見解の精神を経営指針つくりに生かす」をテーマに、中小企業経営をとりまく外部環境から、「よい会社」とは何か、経営理念がなぜ必要なのか、を中心に時間一杯までご講義いただきました。

経営指針を創る会第1講は、一泊合宿であります。
夕食を食べた後は、ラフな格好で、「夜学」を行ないます。少人数のゆるやかな環境で話をすることで、受講生とOBOG団との信頼関係を構築します。
 夜学を終えた後は、受講生の皆さまは2日目当日提出課題に取り掛かっていただきます。1日目の分科会、夜学を終えて、あらためて経営理念を検討していただきます。
2日目は、分科会からスタート。受講生それぞれ50分の時間で、練り直した経営理念を発表していただき、OBOG団からの質問に応えていきます。
分科会終了後は、第2講の提出課題に向けて、OBOG団を代表して、笠井智美さん(プレセンスクリエイト代表)からご報告いただきました。

第1講は分科会と勉強会、夜学とハードなスケジュールでしたが、受講生・OBOGともに多くの気づきと学びを得られました。みなさまお疲れ様でした。
第42期経営指針を創る会第2講は、11月3日(土)琵琶湖マリオットホテルで開講いたします。