滋賀県中小企業家同友会

会員が語る同友しが

タマキ社労士社労士事務所所長 玉置 泰弘 氏 (湖南支部所属)

一番大切な立ち位置=労使見解を学ぶ

私が経営指針を創る会を受講したのは、第20期でした。
その頃の私は、社会保険労務士として開業して5年ほどで、経営者という自覚もなく、場違いなんじゃないかと内心、気が進まない状況での受講でした。しかし、この経営指針を創る会の受講がきっかけで、その後同友会にどっぷりハマることとなりました。
創る会では本当にたくさんのことを学びましたが、私にとっては、特に「労使見解」の考え方を学べたことが大きかったです。
社会保険労務士は、社内の労務管理のアドバイスや手続きの代行などを行っていますが、創る会を受講するまでは、就業規則は従業員を管理するためのもの、言い換えると「会社を守るためのもの」だと考えていました。しかし労使見解では、従業員は「最も信頼できるパートナーとなりうる存在」と考えています。
そして、労使の信頼関係を軸に、全社が一丸となって厳しい経営環境に立ち向かっていくことが重要だという考えに、その後、社会保険労務士としての仕事をしていく上で、一番大切な立ち位置を教えてもらったと思っております。
ブラック企業や、モンスター社員など、労使見解の考えからはほど遠い企業もまだまだあるようですが、この考えを実践していく経営者が増えるような仕事をしていきたいと考えています。