滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-高島支部-

第1回高島ブロック「よろず座談会」ご報告

高島支部 その他活動

滋賀県中小企業家同友会大津支部高島ブロックでは、これまで「組織活性化委員会」で会員交流会を行ってきました。2017年度からは会員参加者の幅を広げるために「よろず経営座談会」として、会員も会員外経営者も参加でき、学び合いの計画等と参加者の経営課題解決のヒントを交流する場を設けました。
その第1回目が4月18日(火)午後7時から9時までJR近江今津駅前の西庵で行われ4人が参加しました。

まず「いま、いちばん経営の課題になっていることは?」との問いかけに「人材の採用」があがりました。仕事はあっても社員が足らないのでこなせないと言う声も。人材を採用できない企業は、仕事はあっても消滅する!という危機感があることから、ブロックの年間例会計画の中心に「人材を採用し育てられる会社づくりを実践的に学ぶ」を置くことになりました。

高島は人口が5万人を割り込み、高校卒業後の就職は市外に流れ、大学への進学で市を離れ卒業後も帰ってこない若者が増えていて、少子化、高齢化が進んでいるそうです。
でも、高島は自然が豊かで、農業に就く人も多く、暮らし向きもゆったりとして人間らしい土地柄。この環境に魅力を感じ、都市部から移住する人も少なからず居て、高島市も移住者の拡大を目標(H27年度~5年間で2,500人 高島市まち・ひと・しごと創生総合戦略)にしています。

もちろん、中小企業が人材を確保するには、雇用を担えるだけの魅力ある企業として自力で自社を強くしていくことが一番大切です。具体的には、いま働いている社員さんの満足度を高める(社員さんに聴いて課題をクリアーする計画を持つ)こと、働きづらさをもっている地域の若者を受入れて育てられる会社になる(子ども・若者支援センター“あすくる高島”等との連携し働く中での共育力を高める)等の努力が必要です。
加えてUターンやIターンの移住者に対しても「高島で暮したいなら、住まいも仕事も安心してお任せ下さい。わが社で1年間は暮らせる賃金保障します。3年働いたら手に職もついてキャリアアップ、充分にゆとりある暮らしが出来ますよ。子育て環境も抜群。育児の支援も会社でバッチリいたします」くらいの発信が出来る会社になればステキだね!という提案も出てきました。

第1回目の座談会は参加が4人と少なかったのですが、その分いろいろ中身の濃い話し合いが出来ました。

次回は5月18日(木)に新旭駅前で行う予定。
気軽に集まって、会社の課題を話し合って、少しヒントを持って帰りたい人は、ご参加をお待ちしております。
なお、参加費はワリカン実費です。
(M・H記)