滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-高島支部-

高島ブロック2月例会ご報告~労使見解の精神で社員から愛される企業づくり~

高島支部 例会レポート

高島ブロック2月例会が、2月18日(月)18時30分から21時00分まで、安曇川公民館にて20名が参加し、開催されました。
今回は滋賀県中小企業家同友会 専務理事 廣瀬元行氏に「失敗から気づく、わが社発展の法則~社員との信頼関係を見直す~」と題してご報告いただきました。廣瀬専務理事は、1984年に滋賀県中小企業家同友会事務局に入局され、事務局勤務歴は35年、これまでに訪問した中小企業はなんと1000社を超えておられます。たくさんの会社を見てこられた廣瀬専務理事だからこその「良い会社」「良い経営者」の実像に触れることができる問題提起でした。


今回の報告で大変興味深かったことは、景気悪化や販売不振等の外的要因だけでは会社は倒産しないということです。むしろダウンしてしまう原因は内部矛盾にあり、これは労使の信頼関係の崩壊を意味します。信頼関係の構築は、一朝一夕にできることではなく、賃金等の処遇を改善すれば築けるかというと、そう単純なものでもありません。ここで非常に重要になるのが、同友会での学びそして実践するべき4つの項目でした。この4つの中でも特に重要な一つが、「経営姿勢の確立」です。これは言い換えれば人としての生きる姿勢の確立ということになります。倦まず弛まず理想の人間の像を実践していくことが人としての器を広げることに繋がり、延いては社員に愛される会社、経営者に成長していくことができると理解を深めることができました。

続いて、「これまでの自分の見直しと、これからの自分のあり方?」というテーマでグループ討論を行いました。討論では、滋賀大学経済学部の准教授及びゼミ生の方や、高島市社会福祉協議会のつながり応援センターよろずの相談員の方にもご参加いただきました。幅広い分野の方が集まったおかげで、これから社会で活躍される方や、支援を必要とする方など多様な視点からの考えをお聞きすることができ非常に有意義な時間となりました。(枝)