大津支部8月例会「指針経営」最初の一歩
~創る会で感じた実践・継続のためのヒント~
場所:びわ湖大津館 桃山
日程:8月26日(金) 18:30~21:00 参加人数:32名
報告者:宮川 卓也氏 宮川バネ工業株式会社 代表取締役
【例会内容】
滋賀県中小企業家同友会 大津支部8月例会が8月26日(金)、びわ湖大津館 桃山会場で、参加者32名の中開催されました。
報告者は宮川バネ工業株式会社 代表取締役 宮川 卓也氏で、指針経営の重要性、実践・継続のためのコツ、経営者としてあるべき姿の大切さを学びや気付いたことを報告して頂きました。
指針経営の重要性とは、会社としての成長かつ人としての成長に必要なものです。
そして経営もしくは仕事というものの本来の姿はお金を稼ぐためだけではなく「自己表現」をするために欠かせないものです。
しかし、経営者と社員さんとの距離感・情報共有ができていないということなどが原因で経営というものの本来の姿や会社の成長などに歯止めがかかっているのが現実に多くあると宮川さんはおっしゃっておりました。
ならばそれを解消するための実践・継続のためのヒントは何か?
このことを宮川さんより報告して頂きました。
その内容は大きくまとめると大きく3つあります。
1つ目は、社員との「共育ち」の場を作ることはとても大事だということです。
社員との距離感がありすぎると社員はお金を稼ぐために入社しただけなら会社としても生産性があがらないのは事実です。そこで「経営理念」などを社員と同じ場所で考え、学ぶことで情報共有や会社としての方向性を一つにすることが会社としての成長でとても重要だということです。
②指針経営をしっかりしていても、計画通り進むことはまずないということです。
もしその計画通りにいかないときのために複数のプランを考える、用意する必要があるということです。そのためにはネタや具体的戦術=知識を増やす必要があります。
いろんな視点・考え方から物事をとらえることで新しいもの(戦略)が見えてきます。
そこで①で書いたような事が重要になるということです。
③「思う」「考える」ではなく、行動に移すことが大事です。
「うまくいかなかった」「全て自分が悪い」などとネガティブに反省するのではなく
失敗したことを学び次に繋げるための行動をとることです。
全体を見つめ、良い点は伸ばし、悪い点は直せばいいと次に繋がるポジティブな
考え方が大事だということです。
この他にも、宮川さんは、10個のヒントとして、指針経営を実践、継続するヒントを報告して頂きました。
非常に内容の濃い例会であり、参加者からは「目から鱗の気付きがたくさんあった。」「10個のヒントがあったので今の自分でも取り組めるものがあって良かった!!」などの意見が多く、学びの多い例会になりました!!
滋賀県中小企業家同友会では、指針経営の大切さを説いています。
「経営指針を創る会」は滋賀同友会を代表するカリキュラムで、毎年受講者が定員を超える人気です。
しかし、実際に経営指針を創っても、実践するのが難しく、スタートは経営指針を創ってからであるとよく言われます。
しかし、経営を行う上で、ぶれない経営理念を自分自身に持つことは必要不可欠なことであり、強靭な経営体質を創り、自社を維持・発展させる為には欠かせないものだと、指針経営を実践している経営者の方々は口にします。
今回の宮川さんの報告で、指針経営を実践する方法のヒントを参加した経営者の方々は学ばれたのではないでしょうか?