滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-高島支部-

強い想いと行動が事業創造の原動力~高島ブロック9月例会ご報告~

高島支部 例会レポート

2016年9月21日(水)18:30~21:00まで安曇川公民館で高島ブロック9月例会が開催され17人が参加しました。

報告者は株式会社HONKIの代表表取締役社長 石川朋之さん。現滋賀同友会青年部幹事長でした。

報告テーマは「“強い想いが未来を切り拓く!!”~人を引き寄せ事業を発展させる秘訣とは~」というものでした。

また、本例会は支部長招待例会で各支部より支部長や支部役員、青年部のメンバー、滋賀同友会の組織活性化委員長にご参加いただき、いつもと違った雰囲気で開催されました。

石川さんは33才で会社を設立し、現在6年目。『日本の若者を元気にしたい』という想いで経営されていて、とても行動的でエネルギッシュな報告でした。バリバリ伝説という漫画の影響でオートバイレーサーに憧れ、プロのオートバイレーサーになり、夢を叶えられた経歴。ただ短い年月でプロに上り詰めたことで、自分ひとりの力で結果を出していると勘違いしていたそうです。そんな時に大事故を経験し、チームの誰一人もお見舞いに来ないという苦い体験をしました。

私が学んだ一つ目は、「チームがバラバラだと結果が出ない。チームが一丸となると結果が出る。同じ方向性を持つことで、一丸となってこそ戦える」ことでした。
この教訓から、「人のために、チームのためにという気持ちなった」と石川さんは報告されていたことが、会社経営も全く同じだと共感いたしました。

二つ目は、人間力を学びました。
報告から石川さんの師匠との出会いの説明の際に、レーサーは普通の人はレースが終れば体を休めるためにすぐに部屋に帰り次のレースの準備をすることが当たり前。師匠はレース後もメカニックの頑張っている人への差し入れや、作業が終れば飯に連れて行く(支払も師匠持ち)という行動で、何年も全日本のチャンピオンだったこと。また人生迷ったら棘の道を選ぶことです。
前段は社員とのかかわり合いに納得し、後段はいばらの道とは相手が少なくて大変な分、成し得たときの喜びも大きいと思いますが、なかなか決断に勇気がいること。

三つ目は行動力です。
強い想いがあれば、自ら人に会いにどこへでも行くということ。ドバイの報告や故堀場製作所の最高顧問がメンターになるまでの出会いと関係づくりの報告。いっしょに働く仲間になるために説得する報告。石川さんが行動されていないと出会うことがないでしょうし、出会いがないと経営も厳しくなると感じました。お客様づくりや仲間づくりには欠かせないことだと改めて感じました。

とても面白い報告が80分近く(予定では60分でしたが・・)あり、個々に学ぶ点がいろいろあったと感じました。

その後、同でしたが友会の例会らしく25分ほど『どんなときに想い(理念など)を伝えていますか?』というテーマでグループ討論いたしました。

今回の例会は、高島ブロック会員よりも他支部からの参加が多いため、いつもと違う顔ぶれでとても新鮮で良い例会となりました。
他支部からの参加者に改めて感謝いたします。本当にありがとうございました。