滋賀県中小企業家同友会

委員会活動について-ユニバーサル委員会-

共育・求人、ユニバーサル委員会合同例会を開催しました

ユニバーサル委員会 委員会レポート

4月18日(木)に滋賀県中小企業家同友会ユニバーサル、共育・求人委員会合同例会が開催され、61名が参加しました。本例会は同友会の経営指針成文化、共同求人活動、障がい者雇用を広めることを目的とし、『同友会での学びと実践で売上1億⇒20億!社員4名⇒175名の会社へ!』をテーマに、中野愛一郎氏(㈱イベント21 代表取締役社長)よりご報告いただきました。

中野氏が先代から事業承継をしたとき、会社は16年連続の債務超過という状態で、社員との関係性もあまり良くありませんでした。「同友会の学びを自社に落とし込むことで、少しずつ会社が変革していった」と中野氏はこれまでを振り返りました。同友会入会後の中野氏は青年部での経営姿勢の確立、経営指針成文化、共育ちの社員共育、共同求人活動による魅力的な会社づくりなど、同友会の活動を愚直に一つ一つ会社に落とし込んでいきました。

企業変革は初めから順調だったわけではなく、社員からの反発もありました。社員になぜやるのかを伝えながら、経年で続けていくことで、少しずつ社内に文化として根付いていきました。社内に良い企業文化が出来ていくと、社員が主体的に動く風土が出来ていき、今では経営指針発表会も全て社員主体で行うようになりました。中野氏は企業変革について「同友会の三位一体の活動を全て会社に落とし込んでいくことが大切です」とまとめられました。

グループ討論は「同友会の三位一体の活動を通して、自社にどのような変化をもたらしたいか」をテーマに行われ、各グループでは三位一体の活動に取り組む委員会メンバーが活動の意義と自社変革について、委員会未所属の会員と語り合いました。参加者からは「三位一体の活動を継続することの重要性を学んだ」や「これを機に自身の姿勢を改め、社員と対話の機会を持ちたい」といった感想が寄せられ、同友会の三位一体の活動について学びと交流を深め合う例会となりました。(事務局 岩下)