

11月18日(火) 10時から12時まで、第6回の委員会例会として野洲市にある滋賀県立野洲養護学校において見学会を実施しました。福祉関係者・会員あわせて16名が参加しました。ユニバーサル委員会では、障がい者雇用問題のみならず、社会的養護児童の就職や進路、卒業後の居場所やつながり作りについても、地域の中小企業が関わることを「当たり前」にすることを目指しています。その一環として、今年度は野洲養護学校と八日市養護学校の見学会(12月9日開催予定)が開催されます。

例会では、進路指導部の石田雅伸先生から野洲養護学校の教育概要やカリキュラムの編成方法についてご説明いただきました。また、卒業後の進路指導をどのようにされているのかについてもお話しいただきました。さらに、滋賀県内の養護学校としては最大規模となる400名以上の生徒が在籍する学校施設内を見学させていただきました。
個人的に特に印象的だったのは、企業や就労継続支援施設(A型・B型)などからの求人に合わせて「行き先」を決めるのではなく、卒業後にどのように働き、どのように生きていきたいかという視点から進路を考える「生き方」についての指導が行われている点でした。自分が望む生き方に合わせて、必要な生活習慣やコミュニケーション能力を身につけ、人としての内面を豊かにしていく。その結果として、「やりたい仕事」を継続的に続け、職場に定着している卒業生が多いことも伺いました。(ユニバーサル委員 山下悠)