5面 青年部例会
2月24日(金)18時30分より、草津市民交流センターで青年部2月例会が開催されました。
報告は友添 敏之氏(㈱友添商店 代表取締役社長兼CEO、京都同友会会員)より、「その手でビジョンを掴み取れ~アナタにもできる胸躍るビジョンの掴み方~」をテーマに報告があり、75名が学びました。
以下は報告要旨
今回のテーマはビジョンの力です。ビジョンが威力を発揮すると…社員の士気が上がり、お客様に愛され、関係業者さんが味方になってくれて、友人知人仲間が増え、そして自身が元気になり使命感に燃えることができます。最高のビジョンにするための5ルールを今日はご紹介します。
どこかで聞いたような耳障りの良い言葉ではダメ。他人も騙せないようでは自分自身は絶対に騙せません。本気で思ってることじゃないと本気で取り組めないので、まず一番に「自分はこうありたい!」という言葉を本気で見つけてください。
人は他人のことにほとんど興味を持ちません。だから社員さんが自社のビジョンを覚えていないのも当然なんです。だからこそ、ほんの少しでも覚えてもらいえる確率を上げるためにキャッチーな言葉を使うんです。友添商店の場合は「京都をおもろくする」という理念。ビジョンの中の「センシュアスシティ」、経営戦略である「同地域異業種展開」などがそうです。
絶対誤魔化せないように、そして曖昧さをなくすために必須なのが数字です。自分の描いていることを正確に相手に伝えるために数字を入れてください。さらに、そうすることで自分自身を達成のために追い込むことがでます。絶対にビジョンを成し遂げるために、数字は欠かせません。
ここまで3つがビジョン作成のために必要なこと。ここから2つはビジョンを作ったあと、共有するために必要なことです。
ビジョンは作るだけでは全く意味ありません。頭の中にあることは誰にも伝わらないし、世界に何の影響も与えられません。だから発信するんです。ただ、発信するだけでも意味ありません。それを受信してもらって初めてビジョンは真の力を発揮します。社員さんに社外に、受信してもらうために表現方法を常にブラッシュアップし続けていかなきゃいけないんです。友添商店の場合は、こうして外部で発信する場を持たせてもらったり、さっき見てもらったような絵で“ビジョンの一目化”をすることで、2030年ビジョンの共有が一気に進んでいるのを感じています。
最後はコレです。恥ずかしがらずに、謙虚になり過ぎずに、とにかくいろんな場所で多くの人に知ってもらえるよう口に出しまくるんです。「京都をおもろくしたい」「2030年には四条河原町の交差点から半径2km圏内に“あったらいいな今はないけど”というお店を異業種で20店舗出店することで、京都をセンシュアスシティランキングで全国3位以内にする」と言いまくってきたおかげで、僕は今ここにいます。ただ、心配しないでください。僕が今話してきたビジョン5ルールのうちの4つまでをきちんとやっていたら、自然とこの5つめはできちゃいます。とゆーか、口に出したくて仕方なくなってるはずなんです。
経営者が胸を張って未来を語る、そうすることで会社の推進力は爆上がりするんです!