6月特別例会に続き、特別例会としてZOOM例会を行いました。
目的は、八谷さんが滋賀代表として青全交で報告するにあたり、実践の場として例会を行う。参加数目標は、滋賀青年部会員の参加数50名。結果は登録者数48名でした。
また、支部、香川同友会、石川同友会、京都同友会、奈良同友会の方々も参加頂きました。
今回は、滋賀青年部副幹事長の㈱八谷 代表取締役 八谷香央梨 氏です。八谷氏がしてきた決断を3部構成に分けてお話しいただきました。
どんな目的で、どんな行動をし、どんな結果を得られたのか。
●主婦から専業主婦
①突然の事業承継
…従業員さん、その家族の生活を潰すわけにはいかない。
②負債2億
…自分一人で働いて返せない額
③名義変更
…王将と再契約の為、是正勧告に立ち向かう
社長を受ける決断。
目的は社員さん、社員さんの家族、そして自分の家族を守る為
●社長としてスタートし、改革を進める
① 店舗巡回
現状把握のため店舗巡回をする
② 環境整備
残業時間の軽減
③ 赤字店舗の閉鎖
利益が残らない店舗の閉鎖
④ 組織体制の整備
管理職に対し、ある一定のハードルのクリアを求める
現状把握をし、利益を残す企業にするために苦渋の決断をしていく
●同友会で学び自社に活かす
①同友会に入会し学び始める
永田さん、北野さん、石川さんに出会い、経営者は決して孤独でない、仲間がいることの刺激を受ける
②その時の社内の課題は給与体系がバラバラ
㈱イベント21に人事評価制度を学びに行き、自社に取り入れる
③戦術、仲間、組織体を同友会で学んだ
青年部ではチャレンジする。青年部活動で失敗しても潰すことはないから。
経営計画発表会ではグループ討論を取り入れ、活発な意見が出る
同友会で学んだことを自社で活かし、社内の環境が良くなり、減収増益を達成。
●コロナ禍の取り組み
①財務戦略
現金の不安を無くすため、融資を受ける。青年部の仲間から補助金の情報など得て、休業補償の申請を出した。
②求人
チャンスと思い、求人を出し
③事業戦略
将で子ども弁当(250円)を発売。売れれば売れるほど赤字に。そこで親向けの弁当を同時に販売し黒字化に繋げた。
八谷氏も社員も家族といられる時間が増え、子どもとの向き合い方を変えた。誇れる親になれるようにしていく。
従業員さんに対しても遠慮してストレートに言えなかった。自分の想いを素直に話す。
自分の家族、従業員さんに対して、素直にストレートに伝える。
コロナ禍の中で新しいビジョンづくりが始まり、戦略をつくり、オリジナル店を出したい。地域のお年寄り、子供が集まるような子ども食堂をやっていきたい。
その選択は、利益を残し会社を守りたい、従業員さんと家族の幸せで決断しているとまとめられました。