滋賀県中小企業家同友会

委員会活動について-青年部-

青年部10月ウェルカム例会『同友会ですがなにかREVENGE』を開催しました!

青年部 委員会レポート

2021年10月29日(木)18:30~21:00に青年部10月例会を開催しました。会場は栗東芸術文化会館さきらとZOOMを使用してのハイブリット例会となり、会員・ゲストを合わせ89名が参加しました。

今回の例会のテーマは「同友会ですがなにかREVENGE」。4月に予定され開催が延期となったウェルカム例会をさらにブラッシュアップし、報告内容の作りこみもわかりやすさ・学び・楽しさを向上させ、地域の中小企業家に広く同友会のことを知っていただき、ともに同友会運動を進めていく仲間を集めることを目的としています。
例会の形式としては、各報告者へのインタビューを録画し、一本に取りまとめた映画を参加者に視聴していただくというこれまでの例会にない画期的なものになっています。

報告のトップバッターは竹中雄吾さん(ケービック㈱ 代表取締役 直前幹事長)、テーマは「粉砕!玉砕!大喝采!限界を超えた漢が見る世界」。竹中さんが同友会に入会したのは、会社を事業承継したものの、経営のことが分からなかったから。「昔は他人の考えを受け入れることが出来なかったが、同友会に入会し他業種・他業界の経営者と交流を深めるうちに相手の考え方を受け入れられるようになった。」と、同友会での学びと実践を通して経営者としての自分が変化していった点についてお話くださいました。

二人目は三峰 詳晴さん(㈱メルプ 代表取締役 青年部全国担当幹事)、テーマは「辿らぬ決断!創れよ轍」。実家が家業を営んでいたが、自分のやりたいこととのギャップから事業承継はしたくなかった三峰さん。独立して起業するも、あまりうまくいかず、四苦八苦しながら同友会と出会い、「仕事がもらえるかな…」と思い、入会。活動をするなかで、「ここは営業をする場ではない!学びの場です!」と会員さんから一喝されてしまいます。同友会を辞めようかとも考えましたが、当時幹事長だった石川朋之さん(㈱Honki 代表取締役 副代表理事)に引き留められ、さらに青年部委員長を任されます。現在では「全国の同友会会員に、滋賀がアツい活動をしていると知ってほしい。」との思いを胸に青年部全国担当幹事として全国を飛び回っておられます。様々なギャップに揉まれながらも経営者として成長を続けてきた三峰さん。インタビュアーからの「同友会とはどういう会?」との質問には、「成長する場です!」と力強くお答えくださいました。

三人目は奥田 在弘さん(㈱HEJ 取締役 青年部副幹事長)、テーマは「会社の転換期 揺るがぬ組織の創り方」。「従業員と経営者は対等。時間分の給与を与えるからその時間分働いてくれ。」のように、以前の奥田さんは非常にクールな考えをお持ちでした。ところが、同友会の経営指針を創る会で、従業員はパートナーであることを学び、衝撃を受けました。その学びを自社に持ち帰り、実践。社員と面談し、今では「儲けを出すことは経営者として当たり前。その上で、社員の幸せにどれだけ影響を与えられるか。」と考えるようになったと語ります。最後に「同友会は経営者として一歩成長できる場です!」と話し、報告を締めくくられました。

四人目は渡辺 素記さん(㈲アイリス 取締役統括本部長 青年部副幹事長)、テーマは「取り戻せ!あの笑顔の日々をもう一度」。渡辺さんが入社したころの会社はかなり過酷な労働環境だったそうです。厳しい環境で働いていくうちに渡辺さんからは笑顔が消えていきます。そんな折、知人から同友会を紹介され例会に参加します。渡辺さんは「経営者の話を聞くのは新鮮な気持ちで、会員がキラキラして見えました。」と例会に参加した当時の気持ちを振り返ります。入会後は学びを自社に持ち帰り、実践。幹事会のシステムを取り入れ、経営理念の成文化にも注力しました。インタビュアーの同友会とは?の質問には、「切磋琢磨する仲間と共に成長できる場です!」と笑顔でお答えくださいました。

報告のトリを飾るのは八谷 香央梨さん(㈱八谷 代表取締役 青年部幹事長)、テーマは「王SHOW 事業継SHOW どうSHOW」。経営をされていた旦那さんにご不幸があり、ある日突然事業継承することになった八谷さん。日々手探りの経営で悪戦苦闘していたところに、取引先の社長から紹介されたのが同友会でした。同友会での学びとして、「組織としての在り方、中身のある運動、引き出しの多さがあります。また、同世代の経営者から刺激を受けることができるのも同友会の大きな学びです。」と話し、今後の展望として「同友会では”私もこんな経営者になりたい”と思える方と出会えました。また、ゆくゆくは後輩にとっての自分もそうありたい。これからも同友会で多くのことを学び、実践し、それを報告していきたいです!」とアツくご報告くださいました。

10年後の滋賀経済を担うリーダーが育つ場、滋賀同友会青年部。
そのなかで、日々学びと実践を繰り返す経営者からのアツいご報告となりました。