1月19日に北近江支部の青柳氏(株式会社 PRO-SEED 代表取締役 社長)を訪問しました。私は労使見解を読んで「なぜ会員の皆さんは同友会運動を続けておられるんだろう」と疑問に思いました。それは労使見解に書かれていることが、経営者にとって厳しいことばかりが書いてあるように感じたからです。
青柳さんに「なぜ同友会運動を続けておられるのですか?」と訊ねてみたところ、「私も会社を立ち上げた当時はお金がモチベーションでした。ですが、お金だけをモチベーションにするのでは限界があるんです。一人でやっている時はそれでもよかったのですが、人が入って来ると発想が変わってきました。人間は日々のほとんど時間を仕事に割いているのですから、社員さんに楽しく働いてほしい、この会社に入って良かったと思ってもらいたいと考えるようになりました。それがそのまま私が同友会運動を続ける理由です。」とお答えくださいました。
また、会社経営については、「北風と太陽というわけではありませんが、売上ばかりを追求するのではなく、まず社員さんを大切にして、社員さんが仕事を楽しいと思ってくれたら、結果的に会社が発展していきます。」とおっしゃいました。
青柳さん流の人間尊重経営をお話しいただけて嬉しく感じます。今回の学びをもとに、労使見解、人間尊重経営についての理解を深めていきます。
滋賀県中小企業家同友会事務局
岩下 育磨