滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-東近江支部-

東近江支部 6月例会開催しました

東近江支部 例会レポート

東近江支部6月例会が6月26日(火)18時30分から21時まで、東近江市の八日市商工会議所にて開催され、22名の方に参加いただきました。

今回は、『会社が成長する仕組み ~そこにある経営者の役割・使命・責任とは!~』と題し株式会社ピアライフ代表取締役 永井茂一氏に報告いただきました。

 

永井社長は、愛知県にある魚屋に生まれる。家業を継ぐはずだったが、28歳のとき家出をして滋賀県に来られます。

 

不動産屋に就職することができるが、その半年後に親会社が破綻し、前社長が退任し引き継ぐことに。負債が残るなか、何もわからず経営者としてがむしゃらに働かれます。努力の甲斐あって業績は回復。しかし、社員が一人、二人と増えていくにつれて、仕事上で細かいクレームが多発してきます。

また、給料面では成果主義を導入したため、お客様の利益より社員の利益が優先され、また社員同士が敵対するなど最悪の状況になりました。「社長が食べるために仕事をしていましたから、社員がそうなるのも当然です」と永井氏。

そんなとき滋賀県中小企業家同友会に出会い、入会されます。「何のために経営するのか」を問いかけられる中、売上と利益しか考えていなかったことに気づきます。そして滋賀同友会の「経営指針を創る会」を受講し、経営理念「快適環境を創造する」を確立します。学ぶ中で、「お客様の幸せをより高めていくことが、新しい仕事やサービスにつながる」「社員の成長が会社の成長」「人を育て、多様な人が働ける場を作る」と気付かれます。

今では、同友会で学ばれたことを実践され、『滋賀県でいちばん大切にしたい会社大賞』も受賞。業界でも話題の企業となり、全国から不動産仲介業者等が視察に訪れられます。

 

社員教育や障がい者雇用にも積極的かつユニークに取り組んでおられ、社員が成長できる環境を作るのが、経営者の役割・責任であると教えていただきました。その為には経営者が学び実践し続けなければならないことを改めて気付かせていただきました。

また、最後に流された『社員への手紙』を読んで、自分は心から社員を信頼出来ているだろうか。と自問自答しました。明日からの宿題になりました。

そのあと、≪経営者の役割とは何か。≫をテーマにグループ討論を行い、学びを深めました。

永井社長ご報告ありがとうございました。