滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-東近江支部-

東近江支部 11月例会開催しました

東近江支部 例会レポート

東近江支部11月例会が、11月22日(木)18時30分から21時まで、G-ネットしがにて23名が参加し、開催されました。

今回は共育・求人委員会より、株式会社湖南オートセンター 代表取締役 赤井健史氏、株式会社ジョーニシ 代表取締役 中野裕介氏の委員お二人に、「経営指針・共育・採用で会社は生まれ変わる!」と題してご報告いただきました。

赤井社長は社員の立場から異例な形で事業承継をされ、当初は経営=金儲け、社員はお金で買う労働力、辞めたい人は辞めてもいいという感覚で、人を育てるという考えもなく経営をされていたと言います。そのようななかで「経営指針を創る会」を受講され、何のために経営するのかを深く考え、“企業は人なり”ということを一番に学ばれます。経営理念を伝えるため、また社員さんのことを良く知るために毎月の個別面談を始められ、文句ばかりだった社員から、「社長がそこまで言うなら、社員はそれに向かってやっていくだけ」と嬉しい言葉があり、その方が今では周りにも良い影響を与える存在になってくれているそうです。会社の方向性を示すことで社員との関係性が変わり、社内が活性化してきたという、指針創りと社員共育の一体化した取り組みをご報告いただきました。

中野社長からは、共同求人活動を通じて得た気づき、①自社を言葉で伝える力が身に付く②他社と比べた自社の強み弱みの再発見③地域が身近になる④社員の協力・受け入れる体制づくりが何より大事⑤新卒

 

採用は将来づくり(投資活動)について、具体例を交えてお話いただきました。そして同友会の共同求人活動は、①自社の採用力を磨く活動である②経営者自身が関わり、現在の若者に自分の言葉で自社の魅力を伝える活動である③中小企業一社では難しい外部環境を集団の力で変えていく活動である、とその意義を学びました。共同求人活動は単なる人取り活動ではなく、“選ばれる企業づくり”“地域に若者を残す活動”であり、だからこそ人がほしいときだけ活動するのではなく、常に活動し続けることが重要であるとご報告を締めくくっていただきました。

 

 

グループ討論は、「自社の“採用・共育”に関する課題は何ですか?その課題解決のために、明日から何に取り組みますか?」をテーマに行いました。トイレなど環境整備が追いついていない、大手サイトや広告にお金をかけているが採用できない、などそれぞれの悩みを共有し、今後の取り組みについて活発な意見交換が行われました。