滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-東近江支部-

東近江支部 6月例会開催しました

東近江支部 例会レポート

東近江支部6月例会が21日(水)18時30分から21時まで八日市商工会議所で開催され、21名が参加されました。

報告者には大津支部、株式会社アーム保険設計の上田幹人氏をお迎えし、「共育(共に育つ)していますか?」 ~共に学び、共に育つ企業作りを始めましょう~をテーマに報告をしていただきました。

~共に育つ機会を創る~
なぜ社員共育が必要なのか?
経営者の皆さんは人材育成や社員共育の必要性を感じているのではないでしょうか。しかし社員の想いとはギャップがあることが少なくありません。経営者自身が社員と共に学ぶ機会を創ることこそが必要なのだと話されました。
資料を見ると、中小企業は大企業に比べて離職率が高い傾向にあります。人材を定着させていくためにも共育は必要です。人材の定着において有効とされるものに賃金の問題はありますが、従業員が安心して働くことのできる環境作りも有効とされています。
従業員は長ければ約40年、会社で働きます。入社後どのような道をたどりながら会社で頑張っていくのか。そうしたビジョンを見るためにも共育は必要となります。
目の前の仕事で忙しいとう現状はあるものの、経営者自身が共に学ぶ場作りを行い、共に学んでいくという姿勢が必要なのです。

~共育ち体験~
上田さんの報告後、グループに分かれて「月刊共育ち」体験をしました。テキストは「思い込み」を考えるというテーマでした。
まずグループで読み合わせをし、「思い込み」で失敗したこと、迷惑だった経験。「思い込み」で失敗しないためにはどうすればよいですか?というテーマでグループ討論を行います。自社であった思い込みによる失敗や社員同士の思い込みによる関係の悪化など、様々な体験も含め討論しました。
実際に共育ちの実践をしている経営者さんからは、日を決めて、継続的に行っていくことが大切。全員が大きく変わったかと言えばそうではないが、確実に発言に変化のあった社員もいる。意見交換の場に経営者が入らないことで自由に話せる雰囲気作りを行っているなど、実際の体験も含めグループ討論を行うことが出来ました。
やはり経営者自身が社員と共に育つと強く想い、想いを実践し、継続していくことの必要性を感じた例会でした。