滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-東近江支部-

東近江支部 7月例会開催しました

東近江支部 例会レポート

東近江支部7月例会が、7月26日(水)18時30分から21時まで、G-NETしがで26名が参加し、開催されました。
報告者に大津支部より㈱ドリームの寺田俊介氏、㈱ローカライズ 代表取締役の河村剛氏をお招きし、「知って、学んで、実践する」と題して、寺田氏より大津支部のソーシャルインクルージョンプロジェクトの取り組みをご紹介いただき、河村氏に実践のご報告をいただきました。

ソーシャルインクルージョンとは、「社会的包容力」「社会的包摂」などと訳される、障がい者らを社会から隔離排除するのではなく、社会の中で共に助け合って生きていこうという考え方です。寺田さんは、同友会例会での障がい者雇用や児童養護施設との関わりの報告の学びから、このプロジェクトをしようと決意されました。

現在プロジェクトでは、各関係機関とも連携しながら、大津支部のメンバーで、大津にある児童養護施設や養護学校の見学、実際の仕事の実演授業、障がい者の就労支援、また大津支部ならではの取り組みとして、養護学校を卒業した子供たちの自立訓練、就労支援を行っておられます。彼らの特徴を理解し、彼らに合った働き方を見つけ、長く働ける環境を作るという、長い目での支援に取り組まれているそうです。このような取り組みについて、職場体験の様子の写真や、児童養護施設で子供達と遊ぶ様子の映像を交えてご紹介いただきました。取り組みがすぐ実を結ぶことがないにしても、まずはコミュニケーションを取っていくこと、子供たちに楽しいと思ってもらうこと、そのようなことを通じて、子供たちに何かを学んでいってほしいと寺田さんはおっしゃいます。

 

そのような中で、大津支部でパラダイムシフトをテーマにした例会を行い、障がい者雇用について、支援機関の方、雇用する経営者、実際に働く当事者の方に話をしてもらうことで、ハードルが高いと考えていた人も「やってみたらそうでもない」ということがわかり、このプロジェクトに多くの人が関わってくれるようになった例会になったそうです。
このプロジェクトを通して、企業家の私たちができることは、「仕事」のことについては話せるはず、また同友会の仲間と一緒に取り組むことで、その人にあった形で取り組めるので、自分ひとりで抱え込むことなく、皆で取り組むことができる。また企業としては、いきなり雇用という形ではなくても、職場見学や仕事体験で、子供たちの発見や進歩に寄与でき、大人の壁、会社の壁を取り除くことにもつながる。実際の雇用では、企業として働きやすい環境づくりを行うことになる。大津支部のソーシャルインクルージョンプロジェクトでは、このようなことを通じて、ボランティアではなく、仕事を通して彼らの力を最大限活かして、会社も地域も活性化することを目指していると、寺田さんからご報告いただきました。

㈱ローカライズの河村さんには、プロジェクトに参加して出会った発達障害の女の子との縁、出来高制アルバイトとして洗車の仕事をしてもらうことになった経緯や現在の様子などをご報告いただきました。彼女の特徴を理解し、ビジョンや目標を共有をするなどの様々な工夫について、また女の子やその友達との日常の出来事、会話を、笑いも交えながらお話ししてくださいました。河村さんは、このように実践できたのは、福祉関係の方やたくさんの仲間がいる同友会の連携があったからとおっしゃいます。我々経営者が学んで、実践して、経営者が変わっていくことで、周りや地域を変えていく、そんな力に大津支部のインクルージョンプロジェクトをしていきたいと河村さんはご報告を締めくくられました。

グループ討論では、「同友会での学びやつがなりを通して、我々ができること、実践していること」をテーマに話し合い、それぞれの会社での実践例や悩みを共有できました。社会の様々な問題に対して、全員が当事者であり、全員が何かしら関わっていこうという意識が高まった例会になったと感じました。