滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-東近江支部-

東近江支部11月BIG例会「うどん激戦区にあって、たも屋が選ばれる理由!」を開催しました

東近江支部 例会レポート

東近江支部11月BIG例会

11月27日(金)に、東近江支部BIG例会が行われました。今回は、ホテルニューオウミの会場と、ZOOMでのハイブリッド開催となりました。東近江支部としては初めての試みですが、このような時期に一人でも多くの皆さんと繋がりたいとの思いから実現することが出来ました。登録者数も目標の100名を超え、105名の登録、結果98名が参加しました。

今回の報告者は、香川中小企業家同友会の副代表理事である株式会社たも屋 取締役会長 黒川 保氏、「『たも屋』は、笑顔と元気、幸せを創ります!~うどん激戦区にあって、たも屋が選ばれる理由!~」をテーマに報告頂きました。

黒川さんは、20年前にうどん屋台から夫婦2人で起業されました。今では、県外や海外にも進出する企業へ成長された『たも屋』。屋台を始めて5年は不眠不休で働き2001年に、『たも屋本店』をオープンされます。しかし、思うように行かず一進一退を繰り返します。そんな時期に同友会に入会され社員の重要性に気づきだした頃、2号店が火災で焼失。様々な思いの中で『自分が変わらねば』と同友会の学びを実践し、経営理念を軸に会社を発展させていきます。同友会入会当初は、グループ討論が苦手で、ほとんど話せなかったそうです。しかし、社員目線が大事ということに気づき、社員のことを真剣に考えるようになります。会社は家族主義でなければいけない。社員に対しては我が子に接するように本気で叱り、共に喜び、楽しみ、泣く、そういうことが大事だと言われます。そして、自分が雇った社員であれば、どんな出来が悪かろうが、成長させてあげるのが経営者の仕事だと。

たも屋では、年に1回の経営指針発表会、月1回の店長会議、全体会議も月1回おこなっておられ、講和やグループ討論をして皆で学び、経営指針の浸透をされています。

「組織が大きくなれば経営は難しい。それゆえ同じ方向に向いていくゆるぎない経営理念が大切!自分にできる№1はこうした店づくり」と黒川さんは言われます。

現在は、コロナの影響で1割位売り上げが減少していますが、今だから出来ることを経営理念に沿って、社員が自主的に実践してくれています。と報告いただきました。

その後、会場10テーブル、ZOOM5テーブルに分かれてグループ討論を行いました。久しぶりの顔を突き合わしてのグループ討論は、発言がしやすく、沢山来ていただいていたゲストさんに、より話してもらえる環境が出来て良かったと感じました。また、(株)トップの上野さんに協力いただいたハイブリット例会は、これからの例会の可能性を感じるものでした。