○第2回アジア視察研修会4日目その1「早朝かは沸き返るカンボジアの活力!」
2013年9月11日(水)、今日からカンボジアはプノンペンでの視察が始まります。
私たちが宿泊したオハナ プノンペン パレス ホテルは、メコン川の支流トンレサップ川沿いのシソワット通りに面していました。この通りには外国人向けのパブやカフェが建ち並び、明けては早朝の散歩にもってこいのロケーションでした。ホテルの正面玄関前には、ツゥクツゥクのおじさんが数人のんびりと客待ちをしていて、わたしも表に出るたびに乗らないかと声をかけられました(決してひつこくはありません)。
朝6時頃には筋向かいの建設現場からドンドンという工事の音で目が覚めます。カンボジア人の朝は早いと聞いていましたが、工事開始もここまで早いとは。
ホテルの裏はカンダール市場。通りに面してびっしりと市が立ち、地元の人たちでごった返していました。それはもう、足の踏み場もないほどで、魚、豚肉、鶏肉、野菜、果物、の生鮮食品から、乾物、お菓子、飲料に至るまで、およそ日常生活に必要なものがすべてところ狭しと並べられ、お客さんの注文に応じて包丁をブンブン使って切り分けられていました。プノンペンの生活感に溢れ、家庭の台所を想像させるこの市場、混雑ぶりだけ言えば、年末の京都の錦市場と言った感じかな?これが毎朝続けられているわけですから、その活力たるやすごいものだと思います。
ちなみに・・・市場の主人公は女性。とにかく女性が頑張っています。男性は一体どこへ・・・。ツゥクツゥクのおじさんと言えば、のんびり新聞呼んでタバコ吸って。どうもカンボジアの男性は、のんびりしているようです。
そして、市場の特長はジットリと湿った通路。大八車を引いてゴミの収集が行われていましたが、食料品の廃棄物や汁などが混ざり合った独特の臭いが漂ってきて、これはもう、何ともローカルの醍醐味です。わたくし病みつきになりまして、二日間とも早朝から散策に出かけることになりました。
市場から歩いてすぐのところに、ウナロム寺があり、もう一足伸ばすと王宮です。この建物を見て、「うわぁ~カンボジアに来たんだ」と実感。しばらくぼ~と見上げていました。お寺前の広場には芝生がきれいに生えていて、ハトが群れています。ハトの餌となる豆を売る少女がいましたので、観光客やお参りの人に餌付けをされているのでしょう。
王宮をぐるりと回りと、その路地にはコーヒー店や飲食の露天があり、生活感がにじみ出ていました。川に沿ってホテルまで帰ると、約小一時間。Tシャツ1枚でしっかり汗をかきますので、朝食前後の運動にはもってこいのコースでした。
さぁ、いよいよ現地経済情勢の視察がスタートします。
(廣瀬元行@滋賀同友会専務理事記)