滋賀県中小企業家同友会

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第2回アジア視察研修会6日目「遺跡と文化に学ぶ、カンボジア編その1」

新産業委員会 その他活動

○第2回アジア視察研修会6日目「遺跡と文化に学ぶ、カンボジア編」

2013年9月13日(金)、前日プノンペンからシェムリアップ入りした私たちは、ホテルシティーアンコールに宿泊。弾丸突撃隊は早朝5時にツゥクツゥクを手配してアンコールワットの日の出を見に行きました。
その写真が・・これ。撮影者は小林さんです。廣瀬はまだベッドの中でしたが。
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この日はバンテアイ・スレイ、ベンメリアの遺跡巡り、こんな感じです。
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ベンメリアの遺跡では、ローカル少年少女たちのガイドサービスに思わず心打たれ、チップを出してしまいました。この少年少女たちは、プロです。いまでも「チップ モァ~」という少女のつぶやきが聞こえてきます。今日も日本人のおじさんたちを、あの眼差しとほほえみで待っていることでしょう。
写真はその少年少女たちと共に、ぱちり。

そして、スコールの真っ直中に立ち寄ったアンコールクッキーのショップ。
次々と訪れる観光客(ほぼ日本人)でいっぱいの、お店に入って正面の壁にカンボジアの自立を心から願う企業理念が大きく掲げられています。
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・カンボジア人の手によって本当のカンボジア製品を作り出し、カンボジアを訪れる観光客に品質のいいカンボジア土産を提供すること
・援助とういう一方的に与える関係ではなく、若い人たちが自分の足で自立して生きていくためにカンボジアの人に働く場所を提供していくこと
・カンボジアの若い力がこれからの国づくり、カンボジアの未来へ貢献していけるようにするため、スタッフひとりひとりが夢と希望を持てる職場環境を作り、カンボジアの若い人たちの可能性を広げていくこと

日本人経営者である小島幸子さんの強い思いが伝わってきます。
流石は滋賀県中小企業家同友会で経営理念を学んでいる視察団ご一行と会って、理念に共感したくさんのクッキーを買い求めました・・といいますか、本当にカンボジアにはカンボジア産のお土産がありません。胡椒と珈琲はカンボジア産ですが、あとお菓子類や飴などは中国産が圧倒的。マダムサチコさんの取り組みは、志の高さと共に、経営戦略的にも実に的を射たものなのだと思いました。

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今宵はアプサラダンスを鑑賞しながらの夕食。アジアンな料理を思う存分いただいたあと、オールドマーケット、パブストリートの喧噪を楽しみながら、トゥクトゥクでホテルへと帰りました。

(廣瀬元行@滋賀同友会専務理事記)