滋賀県中小企業家同友会

委員会活動について-新産業委員会-

新しい生活様式をチャンスにする飲食業の事業戦略を固める~第3回新しい地図を描く研究会~

新産業委員会 その他活動

滋賀県中小企業家同友会新産業創造委員会の第3回新しい地図を描く研究会が2020年6月1日(月)18時~19時30分までZoomにて行われ9人が参加しました。

今回はトラットリアデラメーラの浅野さんニュービジネス検討の最終回。浅野さんより本業の強みを活かした新事業の推進について、優先順位を定め、具体的に計画をご報告いただき、ディスカッションを行いました。

まず、浅野さんからは、リアル×バーチャル×オンライン事業として、オンラインバー・オンライン宴会を新しいパーティーの様式で実施すること。そこに対して通信販売事業、宅配宴会料理を提供(テイクアウト・デリバリー)するほか、近江野菜の販売、半調理品の提供で作って楽しい食材、病人食を提案することなど、地に足が着き自社の強みを活かした事業展開をお話をしていただきました。


このあと、コロナの第2波、第3波が来たときに、第1波よりも落ちないサービスや商品を新たな設備投資を伴わずに進めておくことが大切。オンライン化は有効ではあるが、差別化を図るには本業の強み(ウリ)を徹底してその流れにいかすこと。補助金は後払いなので、キャッシュの流出を招き、それを借入でまかなうと借金が増える。補助金は体力のある会社でないと逆効果。不確実性の高いビジネスモデルに対しては、自己資金の範囲で取り組むことが原則。新しい生活様式に対応したランチビュッフェ、テイクアウト、デリバリー事業を柱にしつつ、宴会需要を呼び戻すための施策として、新しいパーティー様式の提案に取り組んでいくことなど、早速取り組む課題も含めてとても役に立つディスカッションが行われました。

3回連続で行った浅野さんの新事業計画をもとにした研究会。浅野さんからは新しい地図を描くヒントと共に、社員の自主性や自発性をいかすという視点を得られて「大満足!」とご感想をいただきました。

次回は、7月20日(月)18時~19時30分までZoomで開催します。
問題提起は、磯野研さん。磯野さんが取り組んでいる地場産業のブランド化、世界市場への展開について話題を提供していただき、ビジネスモデルを考えます。
地場産業に関わっておられる会員さんにとっては、学び応えのある話題提供と討論になると思います。
参加ご希望の方は、e.doyuの公開行事よりお申込下さい。。なお、この研究会はZoomで開催します。Zoomの使い方がご不明の方は、事務局までご一報下さい。(参加のためには、Wi-Fi接続環境、カメラ・マイク付のPCまたはタブレットが必要です。最低スマホでもOKです)