滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-湖南支部-

中小企業にとってのソーシャルビジネスの重要性を学ぶ!! 湖南支部10月例会を開催しました!

湖南支部 例会レポート

湖南支部10月例会
「カスタくんのSB教室」
~小さな会社でもできる ソーシャルビジネスの事例~
場所:クサツエストピアホテル 瑞光の間
日程:10月18日(火) 18:15~20:30  参加人数:50名
報告者:植木 力氏 ㈱カスタネット 代表取締役・社会貢献室長

10月18日(火)の18時15分より、クサツエストピアホテル 瑞光の間にて、参加者50名の中、湖南支部10月例会が開催されました!

報告者は京都同友会の会員でもある、植木 力氏 ㈱カスタネット 代表取締役・社会貢献室長で、中小企業のソーシャルビジネスをテーマに報告して頂きました。

2001年、高校時代に学んだ「商売は、お金儲けだけでは駄目、社会貢献が必要」とうい松下幸之助の言葉を信じ『社会貢献とともに成長したい』という想いで社内ベンチャー制度に応募し、オフィス用品販売会社カスタネットを創業された植木さん。しかし、営業経験も顧客もなく、創業2年間で6,000万円の赤字をつくってしまい、明日はサラ金にお世話になる直前という、どん底を経験。しかし、その状態でも軽作業などは授産施設に発注、障がい者スポーツ支援、そしてカンボジアの教育支援活動などを行われます。世間からすればまったく「常識」外れの行動です。社内でもいろいろな批判が出たそうですが、植木さんは自分の経営理念を貫かれます。

その結果、その常識外れの行動が会社の危機を救うことになります。
自然発生的に生まれた市民活動「どうせ買うなら、社会貢献をしているカスタネットさん!」という空気が生まれ、どんどんと受注が増えていくことに!!
今では、借金も全額返済し、順調に業績も伸ばされております。
もちろん、社会貢献も継続して行われており、本日の例会では様々な社会貢献の事例を紹介して下さいました。

植木さんは、「企業の営利活動と社会貢献活動は、決して相反するものではなく、むしろ親和性があり車の両輪のようなものです。とおっしゃいます。」

中小企業家同友会では、「国民や地域と共に歩む中小企業を目指す」という理念を掲げております。
地域に根付き、地域貢献を行う、そして地域になくてはならない企業を創り上げる。それが、自社の付加価値を生むことにもなる。こういった企業を創り上げるのが経営者の使命でもある。
そのことを、学ばせて頂いた湖南支部10月例会でした。

記:M,R