2018年度 龍谷大学理工学部 3回生学外実習・ASEANグローバルプログラム事前研修の「中小企業経営者によるパネルディスカッション」が、 2018 年6 月 30 日(土)13:45~15:05まで龍谷大学 瀬田キャンパス8号館にて開催されました。
滋賀県中小企業家同友会では共育・求人委員会、新産業創造委員会が窓口となって、昨年より龍谷大学理工学部からの依頼で、2000年度から進めてきた共育的連携の一環として、3回生の学外実習事前研修で中小企業経営者(同友会会員)によるパネルディスカッションを行っています。
同友会としては、龍谷大学理工学部3回生と教員の皆さんに対して以下の三つをお伝えしたいと考えています。
1)滋賀(地域)の中小企業の魅力と、そこで働く面白さや働きがい。
2)中小企業が地域社会で果たしている役割を理解し、そこで働くことへの漠然とした不安を解消する。
3)地元で働き社会に貢献するという職業観を形成するきっかけにしてもらう。
今回は、パネラーを
青柳 孝幸 (株)PRO-SEED 代表取締役
片山 幸博 (有)ウエスト 専務取締役
澤村 幸一郎 (株)澤村 代表取締役社長
が担当し、廣瀬元行 滋賀県中小企業家同友会 専務理事が司会を務めました。
学生は約300人参加。まず各社10分程度で企業の強みや魅力、そこで働くことの社会的な意味つついて報告があり討論をスタート。
企業の強みや魅力を支える人材の採用と育成、働きやすい職場環境や働きがいのある仕事づくりで特徴的な取り組み、学外実習で学んで欲しいことと、将来地域の未来を担う学生の皆さんへ学生時代にやっておいて欲しいことを伝えました。
フロアからは「社長になるにはどうすればよいのか」という質問があり「社長になるのは簡単。でも継続することと経営者になるには相当な努力が必要」だと答えられました。
まとめでは、「中小企業憲章」の内容が紹介され、日本や世界を視野に入れながら、地域に根ざし、その期待に応え、働く仲間と共に魅力ある企業づくりに取り組んでいるのが中小企業。中小企業へ実習に行く人は、地域社会の中でどのような役割を果たしているのか、しっかりとつかんでかえってほしいことが伝えられました。(M・H)