滋賀県中小企業家同友会

委員会活動について-共育委員会-

2016年度 第2回新入・若手社員研修会が行われました

共育・求人委員会 その他活動

滋賀県中小企業家同友会共育(求人)委員会の主催する2016年度新入・若手社員研修会が12月1日(木)午前9時30分から午後5時までフェリエ南草津5階の草津市民活動交流センター大会議室で行われ、12社より28人の社員さんと付添参加の経営者と共育委員スタッフ9人の参加で行われました。

山田竜一さん(共育委員)を総合司会に開会。
小田柿 喜暢さん(共育委員長)より「新入社員として入社して6ヶ月。すでに1日も抜けられると現場が困るというところですが、あえて本日研修に参加させてもらっていることに、感謝の気持ちと自覚を持って下さい。現場に入ると、どうしても視野が狭くなりがちです。今日は異業種で業態も違う仲間が参加していますから、日常では感じることが出来ない刺激をもらって帰って下さい」と挨拶。
続いて蔭山孝夫さん(滋賀県中小企業家同友会 代表理事)からは、「良くも悪くも仕事に慣れてくる時期です。皆さんの会社の経営者も先輩も、大いに期待をしています。今日は一日じっくりと新入社員の頃の初々しい気持ち、働くことに対する初心を思い起こすきっかけにして下さい」と激励の挨拶をして頂きました。

このあと中野裕介さん(共育委員)の進行で、「手紙のワーク」を行いました。これは「他者へのアドバイスをグループメンバーと行うことで、自分の課題を見つけ、見つめ直す」演習です。参加者の発表では「周囲の期待に応え切れていないで悩んでいたが、それは自分だけじゃないことが解って気持ちがすごく楽になった」「多くの人のアドバイスを聴くことで、これから自分のやるべき課題が明確になった」など、会社の中だけでは伝えられない、なかなか言葉に出来ないことをしっかりと話すことが出来て、元気になったという声が寄せられました。

昼食のあとは「共育ち」研修会です。宮川草平さん(共育委員)の進行で「月刊・共育ち」の「働くって何?!」をテキストに読み合わせとグループディスカッション。
① 経済的自立
② 社会への貢献奉仕
③ 自己実現(自己成長)
という働くことの基本的な意義を押さえながら、自分はいまどのレベルで仕事をしているのか。それはなぜなのかを話し合うことが出来ました。そして、これからは自分の幸せが、一緒に働いている仲間やお客様、さらにもう少し目線を高めて世の中に役立つ幸せにつながるというように考えていければ良いですねとめられました。

最後の講義と演習は、「私たちに期待されていること」。来年新入社員が入社する会社では先輩社員となることをしっかりと自覚していただき、そのために必要な知識や技術、考え方について、笠井智美さん(共育委員・プレゼンスクリエイト代表)を講師に進めていただきました。
「会社の期待に対して、あなたの現状はどうですか?」「どのような課題がありますか?」「何をどう取り組めばその課題はクリアできますか?」「入社してから今日まで、あなたはどんな成長をしましたか?」「これからのあなたに会社はどんな期待をしていると思いますか?」等の問いかけに対して、考え、記入して、ディスカッションを繰り返し、自ら気づきをえてゆきました。

最後に、永井茂一さん(滋賀県中小企業家同友会副代表理事 共育委員)より「先輩社員になっていくと言うことは、後輩の問いに応える立場になると言うこと。会社の経営はどう言う仕組みで行われているのか、利益はどうやって生れるのかと言うことにも目を向けていけるように、学んでいっていただきたい」とまとめを行い、修了しました。

受講生全員で、はいポーズ。

共育(求人)委員会では、人材の採用と共育を一体として取り組むために、大学のキャリアセンターや教員の方との信頼関係を強めて、これからの地域社会を担う若者の採用を目指す共同求人活動と社員共育活動に取り組んでいます。一般的には「教育」という言葉が使われますが、一方的に教え育てるだけでは育てる側の力量の範囲でしか人は育ちません。同友会では経営者と社員がそれぞれを個人として尊重し、お互いに刺激を受けながら共に育ち合うスパイラルの関係を目指していくために「共育」という言葉を使っています。

滋賀県中小企業家同友会共育(求人)委員会では、採用と共育活動に取り組む委員さんを募集中です。自らの良い企業づくり課題とマッチさせていろいろな研修企画や共同求人活動に取り組みます。参加ご希望の方は、共育委員または事務局までご一報下さい。
事務局 TEL077(561)5333
(M・H)