12月5日9:30~16:30、草津市民交流プラザ大会議室において、2019年度新入・若手社員研修会を開催しました。12社から27名と、共育・求人委員およびお付添の方11名の計38名が参加しました。
開講にあたり、共育・求人委員の赤井健史さん(㈱湖南オートセンター代表取締役)からご挨拶いただきました。
まず、お互いのことを知るためのアイスブレークとして、トーキングカードを用いた「トーキングゲーム」を行ないました。いろいろな質問が書かれたカードを一人が引き、質問に応えたら、それに対して質問する役の人がいくつかの決められたワードで話を引き出すワークです。
たとえば、「好きな遊びや、夢中になっていることは?」や「どんな褒め言葉がうれしいですか?」という質問のほか、「一日だけ魔法使いになれるとしたら?」といった子どものときに一度考えたことが有るような無いような質問を、「どういうこと?」や「なぜ?」といった限られたワードで広げていくので、はじめは戸惑いの表情もありましたが、チームでワイワイするうちに、お互いのことがわかってにぎやかなムードとなりました。
続いて、「先輩社員からの報告」として、株式会社ジョーニシの田中敬悟さんから、入社してから現在にいたるまでの仕事の内容と心情の変化、自己の成長についてご報告いただきました。
ご報告を踏まえて、「現状を知る~自分のこと、社内での立ち位置を確認しよう~」をテーマにグループ討論を行ないました。
お昼休憩後、共育・求人委員長の小田柿喜暢さん(大洋産業株式会社代表取締役)からご報告いただきました。
「あなたの好きな言葉はなんですか?」と問いかけ、自分自身が大事にしている人生観・価値観を参加者で討論しました。特に、手段と目的とを区別すること、そして仕事が目的であるのか、手段であるのか考えることが重要と熱く語っていただきました。
続いて、宮川草平さん(宮川バネ工業株式会社)から、問題提起「お金との上手な付き合い方」についてご報告いただきました。
お金を「稼ぐ力」が重要で、お金は使えばなくなるが、稼ぐ力があれば、たとえお金を使い果たしたとしても、再びお金を得ることができます。そして、お金を稼ぐ力は、誰かに奪われたり、騙し取られることがなく、死ぬまで自分のものです。この「稼ぐ力」はなにより、「人間力」ではないか、と語っていただきました。
最後は、「10年ビジョンワークシート」を用いて、①人生の経営理念、②欲しいもの・ライフスタイル、ありたい自分、笑顔にしたい人達、こうあってほしい社会・地域・自社の姿、を書き出し、そして③10年ビジョン(夢・目標)を導きだすワークを行ないました。
受講生からは、
・10年後のなりたい自分でその夢のためにあまり手段や計画を立てていなかったので、目標のためにしっかり計画を立てようと感じ、行動に移していこうと思いました。
・将来の自分の姿、ビジョンを描くのにはいつも苦労していた気がするのですが、今回のように、理念・人生の経営方針というものを先に決めた上だと、とてもわかりやすくて、正直に驚きが強かったです。入社して、社会人となって間もないこのタイミングで、このビジョンを考える機械がもてたことに感謝してます。
・自分の未来像を実現するために、先ずは技術と知識を身につける。そして後輩をしっかり導ける存在になるために、人間力を磨いていきます。そうすることで、理想ではなく実現に向けた行動をとっていきます。
・「ありたい自分の姿」になれるように、今からできることに取り組む。日々勉強!!
との感想があり、有意義な研修になりました。