滋賀県中小企業家同友会

委員会活動について-共育委員会-

2021年度オンライン新入・若手社員研修会~経営理念と自分の人生の関わりを考える~

共育・求人委員会 その他活動

共育求人委員会では、7月21日(水)9:30~16:30に2021年度オンライン新入・若手社員研修を開催しました。Zoomでのオンライン研修会となり、受講生22名、付添・委員会スタッフ11名、計33名が参加しました。


午前は田中和樹さん((株)プレイ比良)を司会に開会。宮川草平共育・求人委員長より「今日のテーマは経営理念と自分の人生の関わりを深く考えていただくことです。」と挨拶のあと、アイスブレイクタイムを挟み、今年入社3年目となる山本 篤さん(山科精器㈱設計部FA設計課)から受講生へ「入社から今までを振り返って」をテーマに問題提起をしていただきました。
山本さんは「仕事は好き・嫌いで捉えない、できる・できないで捉えて取り組むことが大切」だと強調。できる仕事は進んで取り組み、できない仕事は先輩や仲間に教えていただきながら、できるようにしていくことの大切さを訴えました。そのために、山本さんは1年目は本を読んで学び、2年目は仕事のよい先生(先輩や上司)を見つけて教わり、3年目には自分で考えて行動をマネジメントできるように努力しているとも。そして、仕事をする上で最も大切なのは人間力であるとお話いただきました。
参加者からは「仕事をするうえで良い先生を見つけることの大切さ、およそ3年目でその先生に近づけるように努力をしていく。日々の業務をより効率的に進めるために、チェックで始まり、チェックで終わるを実践していきたい。」と感想が寄せられました。


お昼は「経営理念と自分の人生の関わり」をテーマに、寺田 好孝さん(寺田商事㈱代表取締役)のご報告と『月間共育ち』の読み合わせを行いました。まず、事前に調べておいた受講生の会社の経営理念を発表し、「自分は何のために働くのか」や「自分のこれからの人生と会社の価値観(経営理念)はどう重なりあっていくのか」など、簡単なようで難しい問いについてグループで話し合い、人生の経営理念成文化に取り組みました。
参加者からは「人生の経営理念は自分の中にありましたが、言葉にしたことがなかったため自分にとってとても良い機会でした。自分の経営理念と会社の経営理念は一致していたのでこの想いのまままたはそこにプラスアルファしていきたいです。」と感想が寄せられました。


午後は「お金との上手な付き合い方」をテーマに、中野 祐介さん(㈱ジョーニシ 代表取締役)にお話しいただきました。「日々いただいている給料は誰が払っていますか?」「会社に毎日行くことと、会社で働いてお金を稼ぐこととの違いは?」「皆さんはどんな稼ぐ力を身に付けたいですか?」「そのために明日からどんな具体的なことをして行きますか?」などを受講生に問いかけ、”お金”にまつわる考え方を整理することで、自身の働く意義や価値観を問い返していただきました。
参加者からは「稼ぐ力は人間力に近いもので、自分を磨くことで稼ぐ力も身についてくるのではないかと
感じた。結果を出して会社の利益に貢献するために、「この人と一緒に仕事がしたい」と思われるような人になれるように努力していきたい。」取締役の感想が寄せられました。


最後に「10年ビジョンを作成しよう!」をテーマに、杉本 有紀さん(㈱エフアイ 専務取締役)にお話しいただきました。杉本さんは経営に必要な3つの要素として、しなやか・うつくしさ・ていねいさから成る”ハッピーリング”をもとに、仕事に対する姿勢を示してくださいました。講義の終盤には10年ビジョンについて、グループで話し合い、発表しました。
参加者からは「10年後の自分の目標を書き出すことで、具体的なイメージを見つけることができましたし、その目標にを達成するためには何をしたらいいのかも出すことができたので、出した目標を達成するための行動も書くだけではなく、実際に行動していきたいと思いました。」と感想が寄せられました。

小田柿 喜暢さん(大洋産業(株)代表取締役)より「就職で精一杯の時期から、入社3ヶ月、半年と時系列に経験を振り返ると、自分の成長や変化がよくわかります。今日の学びや気づきも、きちんと明日にいかすことで、必ず将来成長した自分が今を振り返っているときが来ます。学びと実践の継続こそが力です。」と閉会の挨拶。
終わりに、参加者全員で集合写真を撮り、今回の研修で学んだことを今後の業務にいかしていくことを誓い、研修は終了しました。(事務局 I記)