2019年度滋賀県中小企業家同友会新入社員合同入社式が4月1日(月)13:30~16:40までクサツエストピアホテルで行われ、新入社員33名と付添者など26人の59人が参加しました。
山田竜一さん((有)山田保険事務所 代表取締役、共育求人委員)を司会に開会。新入社員一人ひとりの名前が読み上げられると、「ハイ」という元気の良い返事で起立します。33人全員起立のあと、入社歓迎の意を込めて盛大な拍手が送られました。
蔭山孝夫さん(滋賀県中小企業家同友会代表理事)は、新入社員の配布された中小企業憲章を引用し、「皆さんは、経済を牽引する力であり社会の主役でもある地域の中小企業で働くことに、誇りを持っていただきたい。中小企業では多くの仕事を任されるようになります。自分の仕事を狭く捉えないで、幅広くチャレンジし、潰しが効く人間になってください。社会は激しく進歩していますが、大切なことは社会に貢献し続けることです。それぞれの会社にある経営理念をよく理解し、仕事の意味や価値を常に意識しながら成長していってください」と歓迎の挨拶を行いました。
続いて、先輩社員からの激励の言葉を、(株)ビイサイドプランニング営業部の山内里華さん(2015年4月入社)よりいただきました。
山内さんは「営業という仕事や、元気な社風について行けるか心配でしたが、やる気があれば大丈夫というアドバイスで入社を決めました。はじめは営業も上手く行きません。飛び込みや電話営業も、断られて当たり前の時期が続き「自分には向いていないのかも・・」という壁にぶち当たりました。でも、ある日を境に仕事に対する考え方が変わりました。継続して元気朝礼をすることで、お客様からの問いへのレスポンスが身についてきたことや、職場の仲間が声を掛けてくれて、励まし合っていることに気がついたこと。何よりも、お客様に提案した社員の募集広告で成果が出て、お喜びの声をいただいたことです。ここから私の仕事は「広告を売る」ことではなく「お客様のお悩みを解決すること」だと気がつきました。仕事は続けていく限り、何らかの「壁」にぶつかってゆくものです。「まずはやってみよう」という気持ちではじめ、職場の仲間やお客様に支えていただき、仕事でしか経験できない嬉しいことややり甲斐を味わってください」とエールを贈られました。
新入社員代表 決意の言葉は、(株)エース産業機器に今春入社された 李 瑞佳(り ずいか)さんに行っていただきました。
李さんは「中国の大学を卒業後、日本の大学院で学びました。勉強だけでなく、ボランティア活動やインターンシップにも参加し、多くの人と出会い社会に出ることへ期待が膨らみました。そして、日本の素晴らしいや伝統に触れ、日本で挑戦したいと思い、経営理念に共感してエース産業機器へ入社いたしました。会社では海外事業部を担当し、3年以内に会社の中核事業にしたいと思っています」と力強く発表されました。
記念写真撮影のあと、DVD鑑賞により研修会が行われ、レポートを記入。滋賀県中小企業家同友会共育・求人委員長の小田柿喜暢さんより「仕事を通じて社会に貢献することが働くと言うこと。より広く高く深く貢献できる人へと育つよう、チャレンジしていただきたい」と閉会の挨拶があり16時30分に終了しました。
新入社員からは「学生時代が終わり、社会人として新たなスタートに立ったと思います。この入社式に参加して、中小企業で働く仲間の繋がりを感じました。研修では、誰かが保証してくれる人生なんて無いこと言うこと場が響きました。人生を切り拓く主人公は自分しかないことを覚悟して、自分を生きてゆきます」
「大工として働く決意をさらに固めることができました。住宅を建て、住まいを提供する仕事、この家に住む人の思いを受け止め、一番良い家を建てる喜びを早く味わいたいと思いました」
「外国人の私が、こんな有り難い入社式に参加できて感謝いたします。私はあまり自信の無い人なので、今日の式をきかっけにして、少しずつ変わっていこうと思いました。これから「どーせ無理」という言葉を止めて、「だったらこうしてみたら」と言います。そして、楽はしない、無能になら無い、自信が持てるように、挑戦してゆきます」
「入社にあたり、第1に、会社を支えられる一員を目指します。第2に、与えられた仕事を丁寧にこなします。第3に、信頼を得ます。第4に、諦めません。このことを決意といたします」
など、たくさんの決意が寄せられました。