滋賀県中小企業家同友会

委員会活動について-共育委員会-

2016年度 第1回新入・若手社員研修会を開催しました~共育委員会~

共育・求人委員会 委員会レポート

2016年度 第1回新入・若手社員研修会を開催いたしました。

と き:7月12日(火)09:30~17:00(受付開始は9:10~)
ところ:草津市民交流センター(フェリエ南草津5F)大会議室
主 催:滋賀県中小企業家同友会 共育(求人)委員会
参加者:今春学卒入社の新入社員を中心に入社3年目以内の若手社員を含めて12社より34名。付添・報告者・共育委員会スタッフ10名。合計45名

小田柿共育委員長から開会あいたつとアイスブレイクの後、午前の研修をスタートしました。

新入社員の乕若華子さん(株式会社ハートコンピューター)と西田英司さん(株式会社ジョーニシ)から「働くことでの学び・気づき~入社3ヶ月を振り返って~」をテーマに報告していただき、「入社して自分はどのように変化・成長したか、これからの課題は何か」をテーマにグループ討論です。

乕若さんはサポート部での電話対応がお仕事です。毎日を振り返り目標を決めて、一つずつクリアーしていこうとしますが、研修中に指摘されていたミスを繰り返してしまう自分が情けなくて、プレッシャーに押しつぶされそうになります。でも無我夢中で電話応対していたとき、はっと気がついたそうです。サポート部のみんなが自分のことを見守ってくれている視線に。そして「頑張れよ」と合図をしてくれていることに。「あー、私は一人で仕事をしているんじゃ無いんだ!」と実感。安心して仕事に打ち込めるようになったそうです。最後に今の自分の気持ち、「勇気を持って、自分で考えて行動することで、成長できる」と書写した垂れ幕を披露していただきました。

西田さんは、大卒後に公務員、震災ボランティア、遺跡発掘など仕事を転々としました。そして仕事が怖くなり、自分は社会に必要とされていないと自暴自棄になりかけます。そんなとき、仲の良い友達から「正社員になった」という話を聞いて一念発起。公的就労支援を受けて、自分の適性を掴み、ジョーニシさんで製造業の営業として採用されました。まず現場での物作りを学び、新人でも積極的にアイディアを提案している職場に魅力を感じ、今は営業の研修中。仕事の目標は「西田ならやってくれる」と頼られる人材になることだと決意を語っていただきました。

午後の研修は、入社4年目の先輩社員である島田優子さん(ニューワンズ株式会社 真情(まごころ)デイ・サービス衣川 入社4年目)から「わが社の経営理念と私の働く喜び」を報告していただき、「あなたは何のために働いていますか?」をテーマにグループ討論しました。
島田さんは「言われたことはすぐに実行してやり切ること」「わからないことは勝手に判断しないで尋ねること」「自発的に考えて自立して行動すること」「悪いことほど口で伝えること」をモットーに仕事をしてきました。また身だしなみをしっかりし、お客様に安心していただくことで、しっかりしたコミュニケーションがとれると強調。やりたくて仕事に就いた人もそうでない人も、一日の半分以上を費やし、働くことで人の役に立つことが仕事なのだから、「これが天職」だと思って楽しく取り組むことが大切だとも。そうあり続けるには、仕事の中から学びをえること、夢を持ち目標を定めて仲間をたくさんつくって高め合うことが必要だと、認知症の学習療法を学ぶ研究会に参加したり、介護職の仲間と仕事の社会的認知度をあげる研究会を立ち上げたりしているアクティブな経験を伝えていただきました。

参加者のレポートには「入社したときに一緒に研修を受けて、今日またこうして出会えて仕事のことでお話が出来て、頑張っていこうと思えました。いろいろな方のお話を聞けて、たくさん学ぶことが出来ました。今日の学びをいかして、明日から仕事に取り組んでいきます」「努力することに意味や、プレッシャーが自分の成長においていかに必要であるかを学ぶことが出来ました。グループ討論では、楽しく掘んねえ意見を出すことが出来ました」「普段接しない業界の方とお話しできて良かったです。異なる業界でも、皆さん考えたり悩んだりしていることは同じであると知り、少し安心しました。人から頼りにされる人になることを目標にして行きます」とたくさんの決意が寄せられました。

最後に、受講生と報告者、共育委員さん、月双の皆さんと記念撮影。
はじける笑顔をお土産にして開催しました。

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