滋賀県中小企業家同友会

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事業承継は主体者意識の確立から~第2回後継者ゼミナール 共育委員会~

共育・求人委員会 委員会レポート

2016年4月25日(月) 09:30~16:30まで同友会事務局研修所にて、共育委員会主催の「第2回 後継者ゼミナール」が開催されました。

4/11に開催された第1回後継者ゼミナールからの連続講座で、前回に引き続き5名の後継者の方と、共育委員より4名が参加しました。
午前中の講師は、プレゼンスクリエイト 代表 笠井 智美様(後継者の軍師認定コンサルタント1級)で、前回の振り返りと、後継者が鍛えるべきコンピテンシー(思考、行動特性)についての講義が持たれました。

 

講義の後半では、ある架空の会社の情報流出事件に対して、自分がその会社の後継者であればどのように対応するか、というディスカッションを行い、その中で自分が発案した対応策を振り返って、自分の弱点を見極めよう、というワークを行いました。このワークで印象的だったのは、やはりベテラン経営者が打ち出した対応策は非常に広い視点に基づいた緻密なものだったことで、参加者一同、コンピテンシーを鍛えることの重要性を肌で感じたことと思います。

午後は株式会社アーム保険設計 専務取締役 上田幹人氏より後継者自身の心構えや、先代経営者との関係について、実体験に基づいたご報告を頂きました。事業承継のキーマンとして、先代後継者を認める姿勢の大切さを受講生に熱く語られました。

ゼミナール後、事業を承継することに対して受け渡されることを待つのではなく、自分が主体的に行動して承継することが、事業承継の成功のカギであるということを強く認識したとの感想が受講生より多く寄せられ、改めて後継者が事業承継について学べる場の重要性を再認識いたしました。

共育委員 宮川(草) 記