滋賀県中小企業家同友会

委員会活動について-共育委員会-

2017年度新入社員フォローアップ研修会~課題を整理し解決への思いを固める一日でした!~

共育・求人委員会 委員会レポート

滋賀県中小企業家同友会共育(求人)委員会主催の2017年度新入社員フォローアップ研修会が7月14日(金)9時30分から16時30分まで草津市立市民交流プラザで開催され、4社より9人の新入社員と共育委員会スタッフ6人の参加で行われました。

司会は橋本純次さん(共育委員、(株)ビイサイドプランニング メディア事業部 マネージャー)。
上田幹人さん(共育委員、(株)アーム保険設計 専務取締役)より「経営者や先輩、仲間の支えで研修会に参加できていることを良く意識して、今日一日研修に臨んで下さい。幸いにして少人数ですので、全員と深く討論して学びあって下さい」と挨拶があり、スタート。

まずチームビルディング体験ワークで、気持ちをほぐしながらも、限られた時間で計画を立て、成果を生み出すという共同作業を行いました。

続いて「働くことでの学び・気づき~入社3ヶ月を振り返って~」をテーマに辻淳志さん(生活協同組合コープしが)が体験報告。「ご高齢の組合員さんから“あなたが配達にきてくれると元気がもらえる”と声を掛けていただき、暮らしに役立つ仕事をしていることを実感しています。自分も多くの人々に支えられていることを知ることで幸せを感じ、さらに頼られる担当者として頑張ってゆきたい」と、失敗も経験しながら、先輩や同僚、仲間に支えられて前向きに歩んでいることが報告されました。

体験報告を受けて「入社して自分はどのように変化・成長したか、これからの課題は何か」をテーマにグループ討論。参加者から「新入社員は同じような悩みを持っていることを知り、自分だけではないと心が少し軽くなりました。でも失敗を教訓にして、社会人としての自覚と責任感を高めて、お客様にお役立ちが出来る自分へと成長してゆきたい」などの意見が交わされました。

 

午後からは「わが社の経営理念と私の働く喜び」をテーマに(株)ビイサイドプランニングの山内里華さんから先輩社員の体験報告が行われました。山内さんはメディア事業部で営業をされています。会社の理念は「元気発信!私たちは人と企業を元気にします、地域社会を元気にします、働く仲間とその家族を元気にします」ですが、入社した頃は意識できなかったとか。でも、営業という仕事を通じてお客様と会話し、お客様の会社が良くなるためのお手伝いが自分の仕事であることを理解する中で、理念が身につき働くことの力になってきたことを報告されました。

このあと「あなたは何のために働いていますか?」をテーマにグループ討論。参加者からは「相手の立場になって考えることで、見えてくることがある。仕事は生活の糧を得るためだけの手段ではなく、社会に役立ち、自分の可能性を広め、より良い楽しい人生を創造していくために行っている人間らしい行為であることに気がついた」という声が寄せられました。

締めの研修は「目標の立て方と進め方」をテーマにプレゼンスクリエイトの笠井智美さんより講義と演習を行っていただきました。
笠井さんは何のためにという目的を定め、その実現を目指して目標と数字ではかれる計画定め、仕事は「気分が乗らなくても、やるべきことはやる」という姿勢で取組むことや、「お客さんは誰か、私は何を提供しているのか」など会社の事業領域と事業活動と自分の目標が一体となっていることを理解することの重要性をお話しいただきました。

参加者からは「難しい課題が与えられても投げ出さないで、達成できる小さな目標を定めて、モチベーションを上げて継続して行動しようと思いました」と明日からの行動を固める声が寄せられました。

今回は少人数の研修でしたが、その分しっかり全員が主人公として参加することが出来ました。
共育委員会としても、今後の研修の持ち方にも教訓を得た研修会でした。(M・H)