滋賀県中小企業家同友会

委員会活動について-経営労働委員会-

第38期経営経営指針を創る会 第6講(経営指針の発表)がおこなわれました

経営労働委員会 委員会活動報告

第38期経営指針を創る会は、1月21日ラフォーレ琵琶湖で最終6講を開催しました。
大学准教授、受講生社員さんなど総勢34名が参加。受講生12名のうち1名の病欠者を除き、脱落者なく終講致しました。

第6講のテーマ講義は、受講生に向けていの応援歌です!
テーマ講義①は、三原康郎税理士事務所の三原代表より、『指針経営を進めるために』と題して講義頂きました。理念・方針・計画ができただけでは経営は進みません。個人個人の行動計画まで落とし込む必要があります。目標達成に向け『がんばれ!』だけではなく、誰が何時までに何をどこまでやるのかという行動を明確にすることです。これが明確でないのに目標が達成されたとしたら、それはタマタマです。タマタマなので達成要因が分かりません。つまりPCDAを回すことができないので次にはつながりません。(科学性の欠如)
喫茶店の経営を例にすると、売上アップを図るには顧客単価を上げるか、来店数を増やすしかありません。まず来店数を増やすにはどうするのか?を考え、出てきた答えを再び、それを実現するにはどうするのか?と5回ぐらい考えると、本当にやらなければならないことが見えてきます。

テーマ講義②は、㈱エース産業機器の荒木社長より、『わが社の指針経営』と題して講義頂きました。自身の経営体験(失敗体験)からの気づきをお話し頂きました。
赤字経営からの脱却を目指し率先垂範してこられました。奮戦の結果会社は黒字化しましたが、信頼していた弟さんの退職、生活苦からのパートさんの退職と、頑張ってこられただけにショックだったそうです。主人公は私で社員さんはアシスタント。会社に理念もなく、どんな会社にしたいのかという思いもなく、あるのは、売上・利益目標のみだったそうです。そこでやっと気づいたそうです。人が辞めない会社を目指そうと決意されました。そして創る会の受講へ。『金持ちになってやる』から『みんなが幸せになる』と思いが変わった経緯は、新たに指針経営を始められる12名に受講生の皆さんに大きな応援歌になったと思います。

その後、分科会に分かれ、受講生より経営指針書の発表が行われました。OB団はもちろん、受講生の社員さん、経営者も参加。緊張感のある中で経営指針書の作成にあたってを説明し、理念、方針、計画が発表されました。指針書に対する社内外の質問にも受講生は応じておられましたが、OB団からは指針経営にしがみつき、自らを磨くために支部例会や創る会OBへの参加など応援の意味を込めてメッセージが送られました。

応援歌といえば、夜の懇親会は恒例のTHE DOYOU【宮川ホットブラザース(宮川氏、廣瀬氏、高橋氏、玉置氏)】による演奏会で盛り上がりました!
次回、39期は4月のオリエンテーションからスタートします。参加枠がまだありますので、問い合わせは滋賀同友会事務局までお願いします