滋賀県中小企業家同友会

委員会活動について-経営労働委員会-

2021年2月10日 第43期経営指針を創る会オリエンテーションを開催いたしました。

経営労働委員会 委員会活動報告

第43期経営指針を創る会オリエンテーションを開催いたしました。

中小企業家同友会が大切にしている「人を生かす経営(労使見解)」を実践するにあたり、もっとも重要である「経営者の姿勢」を確立する
第43期経営指針を創る会が2月10日、スタートいたしました。
例年、経営指針を創る会は受講者とOBOG団が面と向かって対話、議論をすることで受講者の経営姿勢を明らかにし深めていくスタイルでしたが、
コロナ禍の中で、対面で一堂に会する活動が難しい状況ですので、Zoomミーティングルームを活用しての開催となりました。
経営労働委員会では、対面ではない経営指針を創る会はこれまでを心配する声もありましたが、コロナ禍で経営の外部環境が大きく変化し、
経営の前提条件を問いなおす必要に迫られる中で、同友会運動も新しい展開を求められていることから、歩みを止めない新たな取り組みとして
Zoomでやりぬく決意を確認し、開催することができました。
第43期経営指針を創る会は、受講者12名という、当初予定を大きく上回る申し込みをいただきました。
受講者の中には、「Zoomになったから参加できる」といった声もあり、会員の皆さまのニーズにお応えできる経営指針を創る会が
できるのではと思っております。
オリエンテーションでは、まず川邉和明経営労働委員長(㈱アド・プランニング代表取締役)から経営指針を創る会の意義と心得について
説明がありました。
引き続き、田井勝実さん(滋賀ビジネスマシン株式会社代表取締役社長)から「経営指針書」の全体像と、中小企業家同友会における
経営理念の考え方、「成文化」の仕方について説明がありました。田井さんからは、自社の経営指針書を示しながらの説明で、
受講者をはじめ、OBOG団にとっても経営指針書のブラッシュアップと実践について大きな学びとなりました。
川邉委員長からは、「労使見解」についてその読み解き方と現代的意義についてご報告がありました。『人を生かす経営(労使見解)』は小冊子で
文字数としては少なく、表面的に読むだけだと「こんな本のどこが重要なのだろう」という感想を抱いてしまいますが、繰り返し読む、特に経営で
悩んでいるときにじっくり読むことで、実は中小企業家にとって必要十分な「英知」がぎっしり詰まっています。受講者からは、これまで「労使見解」
は古臭いと感じていたが、川邉委員長の報告をきいてむしろこんな時代だからこそ重要な考え方だと思えるようになった、との感想がありました。
 次回、第43期経営指針を創る会第1講は3月6日(土)10:00~17:30、Zoomミーティングにて開催します。
コロナウイルス感染症の拡大状況に変化があれば、支部単位でのリアル開催も検討しております。