滋賀県中小企業家同友会

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2019年1月28日滋賀同友会新春例会を開催いたしました。

例会・組織活性化委員会 その他活動


2019年1月28日、近江八幡市のホテルニューオウミにて、滋賀同友会新春例会・賀詞交換会を開催いたしました。滋賀県内5支部1ブロックから会員およびゲスト参加の皆さん合計136名が出席いたしました。

 
開会にあたり、滋賀同友会代表理事の蔭山孝夫氏(㈱滋賀建機 取締役会長)より、滋賀同友会が40周年を迎えること、滋賀中央信用金庫様がご入会されたことにふれ、滋賀同友会の会員が経営理念、経営指針書をもとに強靭な会社をつくり、よい地域を目指してともに取り組んでいきましょう、とご挨拶がありました。

続いて、ご来賓の小西理近江八幡市長より、中小企業の活性化が地域の力となること、魅力のある地域をつくる、地域をブランド化するには中小企業の活躍が必要である、とご挨拶いただきました。

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記念講演では、兵庫県中小企業家同友会最高顧問の田中信吾氏(日本ジャバラ株式会社代表取締役)から、「環境の激変が企業と同友会運動を磨く~いま求められる経営者の決断力と実行力~」をテーマにご講演いただきました。
日本ジャバラ株式会社(本社:神戸市兵庫区水木通9丁目1-16、工場:兵庫県三木市細川町増田66番40)は、機械用ジャバラの製造・販売をおこなう社員数245名(国内125人、海外120人)の日本屈指の会社です。

1.同友会での学びについて
経営者にとって、同友会での学びは「成長する」ことを保証しており、「成功する」ことは保証していません、と田中氏はおっしゃいます。
「一生懸命、勉強して行動しないと成長しないのです。そこが問題です。経営理念、経営指針書といいますけれども、指針書をつくるにあたって、経営者が勉強して、自分の世界の中の『美しい言葉』を書いて並べても、理解してくれる人がいないと、何の意味も持ちません。毎日、毎日、手を真っ黒にして、汗水ながして働いてくれる社員の皆さんに理解していただいて、社員の皆さんに変わっていただかないと、会社は変わらないのです。」

2.「自分を教育する」ことが大事
同友会での学びは、報告を聞いても、「なんでそうなのか」という問いかけがないと、他人事で終わってしまうと田中氏はおっしゃいます。
「自分の問いを欲する、ということは大事なことなのですが、自分の思想と志と、それからビジョン・戦略・戦術・それらを生かす技術・人間力。この7つの知性が必要です。これらを総合的にどうやって生かしていくか。自分で自分に問いかけていかないといけません。『なんで?なんで?』と問いかけていくことは平凡なことなのですが、すごく大事なことです。経営の問題には答えはありませんから。
同友会は、経営者の基本を教えています。思想の基本を教えている、素晴らしい会です。自分が『問い』を持って、自分自身を教育していかねばなりません。自分はこういう生き方をしたい、こういう仕事がしたい、こういう生活をしたい、だからこれを勉強する、という考え方があれば、どんどん同友会にでてきて、学び方が変わっていくはずです。」

3.経営指針書は「魔法の書」か?
田中氏は、日本ジャバラ㈱の社長に就任した後、平成元年に経営指針書を作成されます。当時の兵庫同友会では未だ経営指針成文化の取り組みがなかった時代です。東京へ日帰りの勉強会に参加するなど苦労の末、経営指針書を作成され、これで会社がよくなると思ったとのことですが、経営指針書は、つくったら会社が良くなる「魔法の書」ではありませんでした。
「これで会社が良くなる、と思いましたが、違いました。幹部が辞めていきました。今まで、目標もなにも無かったところへ、目標をたててやってくれとお願いするわけです。長くいる社員さんは、技術には長けています。しかし、それは管理する能力とは別の能力です。経営者に、たとえ幹部がやめていっても本当に会社を変えていく気があるのかが大事です。『魔法の書』といえるくらい、本気でやっているかどうかです。」

4.阪神・淡路大震災の経験から学んだ、経営者の決断と決定
1995年1月17日、阪神・淡路大震災が発生、田中氏の会社も本社半壊、工場一部損壊の被害を受けます。本社機能を三木市の工場へ移し、営業を再開、取引先への対応に尽力されます。その中で、経営者の「決断」と「決定」の違いについて気づかれました。
まず、取り組むことを①今すぐしなければならない/重要である、②今すぐしなくてもよい/重要である、③今すぐしなくてもよい/時間が経つにつれ重要となる、④今すぐしなくてもよい/重要にならない、の4つにわけ、とりわけ①に集中することです。
そして、今すぐ手を打たないと大変なことになる、情報を待っていていては手遅れになる時に、経営者の「決断」が重要になります。必要なことは経営者が決断してどんどん社員に指示を出す。優柔不断では現場が回りません。決断をするためには、常日頃から自分で自分を教育する、という心がけが必要なのです。

5.「強い会社」から「よい会社へ」
「よい会社」になったら会社がつぶれないかといえば、そうではない。まず、強い会社を目指さないといけない、と田中氏はおっしゃいます。強い会社でないと、いくらよい会社となったとしても、存続できません。
「強い会社とは何かといいますと、強靭な体質はよい会社の必要条件です。企業存続の必要条件です。これだけやっても、よい会社にはなりません。それ以外にも必要です。そこを理解しないとなりません。よい会社の十分条件とはなにかを考えなければなりません。」

6.よい経営者になるためには
「良い経営者になるためには、哲学が非常に大切です。人は、いろいろやっていくと傲慢になります。そこを、まだまだ不完全だと、完全を目指して努力し続けないといけない。そのために、理念が必要です。
経営者には人間力が要ります。正しい経営のために、総合力としての人間力が要ります。心を磨くこと、それが大事です。あくまでも、自分が自分で問いながら教育していく。同じ話をきいても、伸びる人と伸びない人、結果が出ない人の違いが出ます。そこは人間力の違いではないでしょうか。」と、強調されました。

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記念講演後、新春賀詞交換会を開催いたしました。
滋賀同友会にご入会された滋賀中央信用金庫様を代表して小野田広徳氏より乾杯のご発声をいただきました。

ユニバーサル委員長の田井勝実氏(滋賀ビジネスマシン㈱代表取締役)より、2019年10月17日~18日に開催される障害者問題全国交流会in滋賀へ向けて、一丸となって取り組みましょうとアピールがありました。