滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-大津支部-

大津支部9月例会を開催いたしました社長がワクワクすれば会社も元気になる! 〜ゴム屋のおいちゃん流、組織づくりの流儀!〜

大津支部 例会レポート

大津支部9月例会を開催いたしました。

2020年9月24日(木)18:30~21:00、大津駅近くのお肉のおいしいお店「jinen(ジネン)」さんをお借りして、大津支部9月例会を開催いたしました。Zoomでの参加とグループ討論を可能としたハイブリッド形式での開催で、40名が参加しました。

ご報告は、愛知中小企業家同友会会員の、大藪建治さん(ダイワ化工株式会社代表取締役)です。
いまや「ゴム屋魂」を貫き、ゴムのことならなんでも来い、というスタイルで全社一丸の経営をされていますが、そのスタイルが出来上がるまでには長い道のりがありました。
ダイワ化工株式会社は、長い間、防振ゴム加工の下請けをされており、大藪さんが入社されたころもただひたすらに、発注されたゴムの加工をしていました。
しかし、仕事に熱中しすぎたのか、体調を壊してしまい、寝込むことになりました。そこで、大藪さんは考えます。「俺たちの仕事は楽しいのか?」
そこで、社員に仕事が楽しいか聞いてみたところ、「楽しくない」という回答が多くありました。また、ゴムの加工をしているのに、ゴムのことにも詳しくありません。長い間、同じ材質、同じ加工の防振ゴムを作り続けていたため、いわば作業のようにゴムを加工し続けていたのです。


大藪さんは、まず自分たちの仕事を楽しくしよう、そのためにはゴムのことを知ろうと努めました。ゴムの材質や、加工、配合などを知るにつけて、大藪さんをはじめ、社員も自分たちがかかわる仕事に興味を持つようになりました。
また、社員が中心となってオリジナルの社歌を作成しました。また、「くだらないものグランプリ(K-1)」を開催し、ビジネス系新聞に大きく取り上げられるなど話題となりました。
現在では、企業、個人をとわず1点物のゴム加工などを自社事業として展開されています。特に、特殊加工・金色塗装を施した「ゴールデンボール君」はその愛くるしい姿と各地に旅をする様子が評判を呼んでいます。
遠路はるばる愛知から大津の地までおこしいただきありがとうございました。また、京都同友会や愛知同友会から参加いただきました皆様にもあらためて感謝申し上げます。