滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-大津支部-

大津支部 成安造形大とのコラボ例会を開催しました

大津支部 例会レポート

『デザインの力で人が変わり会社が変わる』

10月21日(金)13時10分から16時30分まで、大津支部コラボ例会(成安造形大学・新産業創造委員会・大津支部)が成安造形大学で開催され、学生12名、会員24名等合計49名が参加しました。

テーマは「デザインの力で会社は変わるのか?」。まず、デザイン経営について、由井 真波氏(成安造形大学 客員教授)より「デザインとは制作物を指すのでなく、ブランド価値を高め、イノベーションを実現する行動を伴う力」であるとレクチャーを頂き、デザイン思考で組織や商品が劇的に変化することを学びました。

続いての実例報告では、大日 陽一郎さん(山科精器㈱ 代表取締役)からブランディングを皮切りに会社が変化した取組が報告され、プロジェクトメンバーの吉野さんと西岡さんからその道のりを報告頂きました。受注生産を主とする地味な会社から、社内報の担当を期に何のために、誰に発信するのかを考えはじめ、「山科精器を良くしたい」と広報などデザインから見直し、社風を変えるために朝立ちして挨拶を行うなど、精力的に見える化が行われました。バラバラだったパンフやユニホームも統一。今ではブランディング委員会が立ち上がり、展示会の企画や働き方改革を推進する部門になるなど、会社を変える中心的な役割を果たされている報告でした。

終了後、参加企業のロゴや名刺デザインのコンペが行われ、学生がデザインしたロゴ等を各企業に提案。学生と参加企業が共に自社のデザインについて活発に討論しました。