高島支部
例会レポート
高島支部オープン例会が10月18日(水)の18時30分から20時40分まで可以登楼別館で行われました。
報告者は高島支部会員の池田昌弘さん((有)天平フーズ代表取締役)。74名の参加で会場は熱気一杯になりました。
池田さんは3代目の社長として事業を承継。
①事業を次の代に引き継げるのか。
②古参の社員が私の考えについてきてくれるのか。
③経営者として決断ができるのか。
という3つの不安に向き合って必死に業務に専念されました。
そんな不安を乗り越えてこられたのは
①経営方針、経営理念
②社訓
③天平イズム
④日次決算
⑤ビジネスモデル
の5つが明確にあったこと。
さらに、先代社長が作り上げたこの5つを引き継ぎつつ、池田さんは企業文化に変革に臨みました。
「仕事に恋する」という「昭和な心」と社員の自主性や能力を引き出す「令和の仕組みづくり」を統一させます。
①仕事現場の改善。
属人性からチーム力への転換、定時退社、休日の増加、少数精鋭からの脱却、リモート化の促進なのです。
②給与形態の見直し
利益は社員が出してくれるもの。出された利益は社員へ還元する。
③人事評価(現在進行長)
④OJTで改善活動など。
です。
この取り組みを通じて、トップダウン型から徐々にボトムアップへと変わってきました。
いまでは「課題があって幸せ」だと考えるようになったそうです。
そして、10年後に売上100億企業をめざして、10(現在4つ)のブランドづくり、新事業の立ち上げ、従業員が誇れる会社、関わる人々みんながワクワクする会社をめざしています。
池田さんの継承と変革の熱き実践報告に、大いに学び、明日への実践を決意したオープン例会となりました。
さいごに、「なぜ100億円企業にするのか、それは高島市を元気にするため」だと熱を込めて話されました。
池田さんが地域のことを考えるようになったのは、同友会の仲間と関わり、会社と自分の成長をめざし、より高い目線へ一歩踏み出しことができたからだと強調。
同友会の「学び合う」活動が自分を変え、会社を変え、地域を変える。そんな主体者として自分も会社も、社員も育ちあっていく同友会らしい経営に学び、明日からの実践を決意する例会となりました。