高島支部6月例会は19日(水)の18時から20時30分まで今津東コミュニティーセンターで行われ20名が参加しました。
写真;北川渉支部長より開会挨拶
「指針経営実践のために今私にできること〜第三者として継承した会社での挑戦〜」をテーマに、大洋産業(株)代表取締役 小田柿喜暢さん(滋賀同友会北近江支部長)より問題提起をしていただき、グループ討論で自社の経営課題を語り合いました。
写真:小田柿さんより経営体験報告
小田柿さんは1956年生。学卒後「自分の能力を上げたい」と大手電機メーカーに就職。バブル経済で「24時間たたかえますか!?」の時代。土日も休まずブラックに働き、同期の半分は5年で半分転職したとか。その後、小田柿さんも京都の中堅医療機器メーカーへ転職。朝6時に家を出て終電で帰る毎日に「ちょっと違うなぁ」と感じて、2000年にハローワークの紹介で大洋産業へ入社しました。
そして創業者から請われて2007年に取締役、翌年には代表取締役に就きました。社長になって早々に「部屋にこもって報告だけ聞いていては但し判断が出来ない」と社長室を廃止しました。
「隗より始めよ」が座右の銘。一度きりの人生を面白く生きたいので、新しいことに取り組んでいます。
使わない言葉は「忙しい・・・」「やったことがない・・・」「メリットない・・・」で、超ポジティブ思考。失敗しても、そこから学ぶことが大きいとも。
公私のケジメを大切にしています。例えば社長が「節税のため」だと高級車を買うくらいなら、社員の給料を上げます。その方が社員のモチベーションがアップするとも。
事業再構築補助金にチャレンジし、5回目で採択され、人を育てて伴走支援するインキュベーション施設「dew spot」を作りました。
モノづくり企業である大洋産業の経験と知識を活かして、起業家を育て、将来顧客を増やすためです。
経営者は永遠ではないが、会社は永遠に存続させたい。そのために必要なことはトップダウン型の組織づくりではなく、社員が主人公となるボトムアップ型の組織づくり。さらに、チャレンジする社風づくりだと強調されました。
報告の後、「自社の強みやノウハウを生かして新たにどんな取り組みを行いたいですか?」をテーマに4つのグループに分かれてディスカッションを行いました。
写真:グループ討論の様子
写真:グループでの討論内容を発表し共有
写真:閉会挨拶をする山本昌弘副支部長
写真:経営研究集会をPRする森永 江里子さん
一般社団法人滋賀県中小企業家同友会高島支部は、共に学び合い、元気な企業と地域づくりを担う仲間づくりに取り組んでいます。
あなたも同友会で学び合い、人を生かす経営を通じて自社の継続発展と、人が輝く地域づくりをめざしませんか?
お待ちしております。