12月18日(水)18:30から薪来歩ゲストハウス・志我の里にて高島支部12月望年例会が開催され、富山同友会からのゲスト1名と会員14名が参加しました。板持文子さん(三線筆人 ふみんちゅ代表)を司会に開会。山本高島支部長代行(フランチャイズ ビジネス インキュベーション(株)代表取締役)より「あっという間の1年でした。来年は加速していこうと、また、例会の実践報告を自社に活かしましょう」と挨拶があり、新会員の岡本 太さん((株)ジョニー代表取締役)、馬場 弘尚さん((同)LBS役員)の紹介が行われました。
第一部の報告者の主は、(株)Walk 代表取締役 大森健一さんでした。テーマは「決意元年」でした。大森さんは、今年同友会の経営指針を創る会を受講されました。同期の(株)ユメミライ 代表取締役 早川浩徳さん、Moe 代表 森永江里子さんにも創る会を受講後の変化を一言ご報告していただく内容となりました。
大森さんは令和元年5月7日にWalkを設立されました。(氏が言うには令和の元号となって初の登録とのこと。令和になって法務局が最初に営業した日。)開業から5年を振り返り色々な経験をされましたが、当時は目標(ゴール)が見えていなかった(目標がなかった)。自分がいないと会社が回らないと、思い違いをしていたとのこと。気合と根性で頑張った結果、退職者が相次いだことや、大森さん自身の手足が動かなくなり入院し、自分一人で会社を回していたのではなく、社員が頑張っていたことに気づかされました。
自分自身に何か足りていないと感じていたことが、経営指針を創る会を受講するきっかけとなりました。それは、経営者として初めて「経営のあり方」に向き合う時間だったそうです。どんな事業所にも経営課題があり、その解決へのヒントを得るには、経営指針を創る会での学びは有意義な時間となりえると仰いました。
受講していくと、これからめざしたいゴール地点が要ることに気づかされました。
経営指針を創る会受講後の3つの変化は
①目ざすゴールをブレないで社員に伝えることが出来たこと。
②行動指針とマニュアル整備が進んだこと。
③やるべきこととその未来のイメージの共有につながったこと。
ゴールや目標を設定すると利益重視のような社風だと勘違いされるため、その先にある意味や価値の説明が要ること。また、成文化されたものは読み手による独自の解釈があり、これもまたその先の説明が要ることを学ばれました。
経営理念を考え、社員を交えてブラッシュアップしていくと次第に社員が共感してくると感じられたそうです。幹部社員がWalkはここを目ざしていると部下に説明している姿が現われ、1つ形をつくり発信したことは大切な1歩で、経営指針を創る会を受講することで経営者になれたように感じられたとのこと。大森さんの報告は自身に満ち溢れた報告でした。
早川さん、森永さん両名も、経営指針書は作って終わりでなく、関係者へ発信しブラッシュアップすることで次に活かせると感想を述べられておりました。
次回2月例会では森永さんが報告することになりました。
この後は七黒幸太郎さん(滋賀同友会副代表理事、(株)七黒代表取締役)より「今年一年、みんな頑張ってきました。その頑張りに報い、高らかに乾杯しましょう」とご発声をいただき望年会を行いました。
体に優しい手作り料理を食べながら、経営談義や動画撮影、SNS配信、志我の里の建物説明、高島支部の未来について等を語り合いました。(記・川原林弘康)