高島支部2月例会が19日(木)18:00-20:00まで新旭公民館視聴覚室で開催され、25人が参加しました。
報告者は森永江里子さん(Moe代表者、高島支部運営委員、女性部副部長)で、「心から笑って、美しく~創る会を通して確信した思い、洋服を通して「高島から全国」へ広めたい!~」をテーマに経営体験のご報告をいただきました。報告後のグループ討論では「あなたが高島(地域で)経営をしているわけは何ですか?」をテーマにディスカッションを行いました。
報告概要
今はまだ1人経営。幼少期小さなカバンを母と一緒に作って売った時から、商売の原点を知りました。
自宅から自転車で通える高校に被服科があり、通学しながらバイトと洋服作りに明け暮れました。
その後アパレル業に就職。23歳で結婚し、高島市に移り住みました。
友達もいなく孤独な主婦時代。子供服をつくりフリーマーケットで販売したことから、2004年に子供服Moeを始めました。
でも高級な子供服は売れないよと言われ、女性の洋服に切り替えました。
2013〜梅田百貨店に出店。その時から高級な服も作り始めました。
でも、40歳を前に全ての自信を無くしてしまいました。
(周りの友達、旦那、姑問題など批判の声で落ち込んでいく)
そんな時、メイクセラピーとの衝撃的な出会いがあり、なりたい自分になる、人生が楽しくなりました。
カウンセリングに通い、モチベーションが上がってきました。
ノーメイクにメガネの自分から、なりたい自分になる!人って変われるんだと確信しました。
この思いを人に伝えたい!
2014年に起業しました。
2019年に同友会へ入会しました。
でも、例会に参加しているのは男の人ばかり。経営指針も自分に関係ないなぁと。一度はやめようと思って同友会の事務局さんへ相談したこともあります。
そんな私でしたが、会の運営委員会に誘われ、女性部にも参加することで、自信を取り戻してゆきました。
女性部の仲間が例会で報告されたお話を聞き、私も経営指針を創る会の受講を決めました。
そして、三つの気付きと覚悟を得ました
①なぜ高島ではダメなのか?
高島でやる意味、お客様に来ていただく意味がある
やりたい事はできていることに気付きました。
②儲ける気はあるの?
数字が苦手、閃きや感覚で仕事をしていた(金額設定など)
③1人でやり続けるの?
従業員を雇うと集客が大変→達成感、満足感を独り占めするより喜びを分かち合いたいと思える様に→京都に外注さんができる様に。
答えは自分の中にある!
決めるのは自分!
Moeの洋服を着て自己肯定感を高める!
またまたそんな時に、お客様からお叱りをいただき、お仕事を断ろうとしました。
お客様から帰ってきた言葉は「あなたはプロなのだから、最後までやり遂げて!」
お叱りの原因は洋服ではなく、仮縫いを梱包してお送りした箱でした。
「仮縫いなのだから、この程度の入れ物で」と思っていた自分に気が付きました。
そして「お客様の期待を超えることができていない」と実感しました。
そして④つめの覚悟ができました。それは、期待値を超えるおもてなしです。
お届けして「森永さんに頼んでよかった!」と言ってもらうことが、洋服作りのゴールになりました。
心笑美・ここえみ
見た目だけが綺麗になるのではなく、心も満たしてはじめて本当の笑顔になれること。
そういう存在であり続けるために、毎日ワクワクして仕事をしています。(記録 池田卓矢)