滋賀県中小企業家同友会高島ブロック6月例会は12日(水)18:30~21:00まで安曇川公民館で行われ、16人が参加しました。
今回は例会での学び合いのクオリティを高めることと、参加企業での共育ちを進めるスキルをアップするために、滋賀同友会青年部幹事で、(株)カワカツ カーライフコンサルタントの池冨祐貴さんより、「グループ討論で発見。会議のあり方、進め方」をテーマにしたグループ討論研修が行われました。
今回の研修の目的は、グループ討論の経験が少ない方にグループ長を任せたり、引き受けてもらった際に、何をどうすれば楽しい討論になるかを学ぶことができる討論研修です。また、例会での学び合いのクオリティを高めるだけではなく、参加企業での共育ちを進めるスキルアップにつなげることも重視して行いました。
池冨さんは、この研修を「ドラゴンクエスト」に例えて分かりやすく説明をしてくださいました。
研修後に「無人島に一つだけ物を持っていけるとしたら何を持って行きますか? 但しスマホ、お金以外」というテーマで、選ばれたグループ長が討論を取り仕切りました。
その後フィードバックシートを用いて、テーブルごとにグループ長への感想(良かった点、ここを工夫すればもっとよくなる点等)を伝えてもらいました。これが自分自身の弱点を克服し次回以降の課題を知ることができる、最大の学びにつながります。
さらにグループ長を交代し、「5年先どうなっていたいですか?そのために必要なことは何ですか。」というテーマで、新たなグループ長による2度目の討論を行いました。
最初にグループ長を行った方は、サブグループ長を担当し、それぞれの役割を意識しながら討論を進めていきました。そして初回の討論と同様、フィードバックを行い、発想、アイデアや構想などを、次回に適用することができるように自分自身へと落とし込んで行きました。
最後に(株)トップ 上野忠夫さんにグループ討論研修及び実践についての全体のおさらいを行っていただき、知識や体験を更に深めていくことができました。
ドラゴンクエストでは、ゲームを進めていくことによって得られる経験値が一定値に達することによってキャラクターのレベルが上昇し、それと同時にキャラクターのステータスも上昇します。また、所定のレベルになると呪文や特技を新たに覚えられ、得られる経験値は基本的に強い敵ほど多く、また、主人公側のレベルの数値が高くなるほどレベルアップに必要な経験値も多くなっていきます。グループ長、サブグループ長はこのゲームと同様、たくさんの場数を踏むことにより、フィードバックをもらい、次回はそこを克服するように心がけることによって、少しずつ上手になっていくものであるということを学ぶことができました。(グループ長、サブグループ長は1日にしてならず!)ここで得た学びを自社の会議や取引先との打ち合わせにどんどん生かしていきたいです。
(記録 枝 陽子)