高島ブロック9月例会が、9月11日(水)18時30分から21時00分まで、安曇川公民館にて13名が参加し開催されました。
今回は京都大学硬式野球部監督の青木孝守氏(株式会社あぐり進学 代表取締役 ・滋賀県中小企業家同友会 副代表理事)にお越しいただき、「自ら考え行動するチームづくり」~弱小を強くする 環境・本人のやる気・なりたい自分~というテーマでご報告を頂きました。
青木氏は7年前に京都大学硬式野球部監督に就任されました。京都大学硬式野球部は昨年創立120年を迎えた部活です。そんな伝統ある野球部ですが青木氏就任当時の状況は、「グラウンドを他の4つの部活と兼用で使用」「授業優先のためエースが試合で登板できない」等のあまりスポーツに適した環境ではなかったようです。また、「入部する学生が少ない」「部費が少ない」等の問題もありました。
この環境や問題に中小企業との共通点を見つけられた青木氏は、理念づくり、新学校への営業、招待試合を実施、選手が自主的に作成する野球部のガイドブック作成などの施策を重ねていかれます。青木氏が同友会で学ばれたことで応用に使えそうなことを野球部という組織に当てはめ導入されたのです。
「自ら考えて行動する。」という状態に監督(経営者)として作り上げるためには、まず何が必要なのか改めて考えることのできるすばらしいご報告を頂きました。
続いて、「同友会での学びを自社にどのように活かしますか?」というテーマでグループ討論を行いました。今回のテーマである「自ら考え行動するチーム」においては社員の方とのコミュニケーションや社員同士の話し合いの場が欠かせないということで、自社で実施している個人面談の様子等をそれぞれ話し合いました。OBC TAKASHIMA(高島市の市民球団 社会人野球チーム)の監督でいらっしゃる野原氏にもご参加いただき、「今までの振り返り」や「今後の目標等」について面談される様子を発表していただきました。それぞれの組織が、どのようにコミュニケーションを取っているのか、また工夫している点などを垣間見ることができ、非常に有意義な時間となりました。
(記録 枝 陽子)