滋賀県中小企業家同友会

委員会活動について-ユニバーサル委員会-

ユニバーサル委員会2018年度経過報告・2019年度活動方針

ユニバーサル委員会 総括と方針

ユニバーサル委員会2018年度経過報告
1)スローガン
「障がい者をはじめとする就労困難という課題を試金石とし、人を生かす経営の実践を広げよう!」
2)活動概要
第20回障害者問題全国交流会in滋賀の開催が約1年後に迫り、定例委員会の他に開催へ向けた実務を取り扱う準備会議を設け、ほぼ大会開催へ向けた協議に費やした1年でした。協議を進める中で、委員会内では改めて障害者雇用の意義を深められたことや、障害者以外の就労困難という課題に企業がどのように立ち向かうかなど、人間尊重経営や人を生かす経営といった同友会理念の実践について考え直すことができました。

3)活動報告
1.第20回障害者問題全国交流会in滋賀の開催に向けて
①実行委員会の組織化
大会の準備のために実行委員会の設置に向け、その組織や分担について協議して、理事会や支部へ協力の依頼を発信しました。
②学習会の開催(参加者52名)
2018年8月3日(金)県庁北新館3階中会議室
テーマ:『もったいない!! 社会的養護には多くの人財が埋もれている!?
〜彼らを理解し生かすことで、企業経営の貴重な担い手に〜』
報告者:神奈川同友会 永岡鉄平氏
③開催目的・意義の制定とPR
準備会議を中心として議論を重ね、中同協とも調整を図って「開催意義」、「メインテーマ」等を成文化しました。
2.「ユニバーサル・ニュース」の発行(3回/年)
・第7号(7月)・・・第4回学習会の様子、情報提供
・第8号(12月)・・・第5回学習会の様子、情報提供
・第9号(3月)・・・障全交開催への意気込みレポート、情報提供
3.職業体験実習受け入れマップの推進
今年度は新規登録企業の募集には取り組んでおりませんが、実習を希望する支援機関や特別支援学校からの利用や問い合わせがありました。マップは、特別支援学校の生徒や支援機関にとって貴重な職業体験の場であり、引き続き登録企業の拡大や運用を強化していく必要があります。
4.その他、各支部やブロックでの障害者雇用の促進
支部の運営委員会等に所属する本会委員が中心となり、「まず知って頂くこと」を目的として、ユニバーサル例会の開催や地域の特別支援学校の見学会を企画して実施しました。

ユニバーサル委員会2019年度活動方針
1)スローガン
『人が輝けば企業が輝く、地域が輝く!』
※第20回障害者問題全国交流会in滋賀のメインテーマ
2)基本方針
今年度は、障全交の開催に集中して取り組みます。実務的な大会の成功も重要ですが、全国からの参加者や県内会員にスローガンに掲げる意義が伝わり、多様な人の雇用と人を生かす経営の実践が広がるように全力で取り組みます。
3)事業計画
1.第20回障害者問題全国交流会の開催に向けて
①実行委員会を発足し、開催に向けた準備を進める
②県内会員参加目標の100名(およびゲスト)を目指す
2.『ユニバーサル・ニュース』の発行(3回/年)
委員会の活動の周知、情報提供を目的として広報を3回発行する。
3.その他
各支部や他の委員会とも連携を密にし、障全交の開催の成功に全県で取り組む。

【第20回障害者問題全国交流会 開催要項(2019.03.12中同協第4回幹事会承認)】
1)中同協としての第20回障全交の意義・目的 【中同協】
1、障害者問題について関心を深め、障害者雇用の取り組みの輪を広げる運動として発展させていきましょう。
2、誰もがともに育ちあいその能力を発揮できる質の高い職場環境をめざし、人を生かす経営を総合実践しましょう。
3、地域の行政や他団体とも連携して、就労困難者の支援に取り組み、共生社会の実現を目指しましょう。(第18 回障害者問題全国交流会アピールより)
2)開催地滋賀同友会の開催意義・目的【滋賀同友会】(第5回ユニバーサル委員会検討2018.09.12)
①「気づく」・・・障害者を含む全ての人に、働く力・自ら育つ力があることに気づく
②「理解する」・・・障害者雇用が、同友会運動の人を生かす経営の実践であることを理解する
③「実践する」・・・誰もが個性や能力を発揮でき、共に育ち合える職場環境を目指し、できることから一歩を踏み出す
④「考える」・・・第20回障全交を契機として、これからの障害者問題とは何かを考える
3)第20回障全交のメインテーマ 『人が輝くから企業が輝く、地域が輝く!』
開催地スローガン ~”おかげさま”と”ええあんばいの心”でよい会社をつくろう!~
★スローガンへの想い
人が生き生きと働ける環境を作ることは経営者の使命です。だからこそ創意工夫が生まれて人も会社も成長し、結果として地域も輝きます。障害者・健常者という区切りではなく、“働く人”としての個性や能力を生かす経営の実践こそが、お客様や地域の期待に応える企業の維持・発展につながります。人口が減少して就労困難者が増加する社会を迎え、憐れみの気持ちや法定雇用率を満たすためではなく、経営のパートナーとして障害者を雇用し、共に育つ職場づくりを推進する。
“おかげさま”・・・どんな人の存在にも感謝し、互いに生かし合う
“ええあんばいの心”・・・決して妥協ではなく、互いが足らないところを補い合って切磋琢磨する
4)主催、設営、後援(依頼予定)
○主催:中小企業家同友会全国協議会
○設営:滋賀県中小企業家同友会
○後援(予定):滋賀県・大津市・滋賀県教育委員会・滋賀労働局・滋賀経済6団体(商工会議所連合会・商工会連合会・滋賀経済同友会・滋賀経済産業協会・滋賀県中小企業団体中央会・びわこビジターズビューロー)
5)概要
○日 程 / 2019年10月17日(木)13時開会 18日(金)12時閉会
○会 場 / 琵琶湖ホテル
○規 模 / 500名(各同友会400名・滋賀同友会100名)
○分科会 / 6つ(内見学分科会1つ)
6)当日スケジュール
10月17日(木)13:00 分科会開始 ~ 18:00 分科会終了
18:30 懇親会開始 ~ 20:00懇親会終了
10月18日(金) 9:00 全体会 セレモニー(来賓挨拶他)・記念企画(120分前後)
11:45 まとめ・閉会挨拶
12:00 閉会  → (OPツアー)
7)分科会構成(6分科会)
第1分科会 主テーマ:共に学び 共に育つ職場づくり(北海道同友会)
報告者:奥山 敏康氏 ㈱アイワード 代表取締役社長
第2分科会 主テーマ:多様な人材をいかす 企業経営の実践(神奈川同友会)
報告者:川田 俊介氏 (有)㈲川田製作所 取締役副社長
第3分科会 主テーマ:企業家として障害者問題にどう向き合うか(愛知同友会)
報告者①:杉浦 昭男氏 真和建装㈱ 取締役会長
報告者②:浅井 順一郎氏 ㈱浅井製作所 代表取締役
コーディネーター:馬場 慎一郎氏 データライン㈱ 代表取締役
第4分科会 主テーマ:就労困難者の就労と定着の取り組み(滋賀同友会)
報告者①:青山 裕史氏 油藤商事㈱ 専務取締役
報告者②:永岡 鉄平氏 ㈱フェアスタート代表取締役(神奈川同友会)
コーディネーター:遠城 孝幸氏 認定NPO法人 四つ葉のクローバー 代表補佐
第5分科会 主テーマ:障害者の自立支援(栃木同友会)
報告者①:古澤 正巳氏 ㈱鹿沼自動車教習所 代表取締役
報告者②:福田 由美氏 NPO法人CCV 理事長
第6分科会(見学) 主テーマ:障害者雇用なんてムリ!と思い込んでいるあなたへ(滋賀同友会)
報告者①:永井 茂一氏 ㈱ピアライフ 代表取締役
報告者②:大川 葵氏 ㈱ピアライフ 賃貸事業部担当
8)記念企画 「この子らを世の光に」映像&トーク
「この子らを世の光に」に込めたれた日本の障害福祉の父と言われる「糸賀一雄」氏の思想と実践の記録(NHKスペシャル2007年放送)を鑑賞し、「人を生かす経営」を切り口にディスカッションして、これからの同友会運動と自社経営での実践にいかす。
パネラー:牧野 望氏(NHKチーフプロデューサー) 比嘉 ゑみ子氏(中同協)・他
ファシリテーター:高橋 信二氏(滋賀同友会)
9)参加費 22,000円(分科会・全体会・懇親会・報告集費用)