2016年9月28日 草津市民交流プラザにて、青年部9月例会が参加者44名の中開催されました。
報告者は木村 一弘さん 山一産業㈱ 代表取締役で、「動けば変わる」~トップが変わる覚悟を決めて行動しない限り社員・社風は変わらない~をテーマに報告をして頂きました。
木村さんは、会社を引き継いだ当時は、社員を怒鳴るのは当たり前、厳しく接し、言うことをきかすのが大事だいう考えを持っており、社員との関係は最悪だったと言います。
実際、雇用した社員のほとんどが退職をし、雇用しては辞めて、雇用しては辞めての連続だったようです。
社員からの無視は当たり前、仕事中隠れてアダルトビデオを見るなど、社員の仕事に向き合う姿勢も最悪だったと言います。
そんな中、ある時の同友会の例会で、(株)ビイサイドプランニングの永田さんの、社員との関わり合いに衝撃を受けられます。
そこから、社員との関係を改めて考え直し、社員共育について真剣に学び始められます。
社員同士でご飯に行く機会を作ったり、自分らの職場環境を働きやすくする為の工夫をグループで考える時間を設けたり、様々な取り組みを行われます。
これらはほんの一部で、これ以外にも様々な取り組みを行われています。
その結果、最近では社員同士の仲も良くなり、社員にも自主性が芽生え始めてきたと言います。
まだまだ試行錯誤の途中ですが、木村さん自身、社員の変化を実感されており、手ごたえを感じはじめてきたようで、これからもこの活動は継続し、さらにいろいろな工夫をしていきたいと力強く報告されておりました。
木村さんは、
社員共育で重要なのは、経営者が我慢し見守ること。
例え、社員が失敗し、目的とは違う事に取り組もうとした時でも、経営者はその行為を辞めさせるのではなく、社員自らが間違いに気付いてもらうようにする。そうする事によって社員の自分で考える能力、自主性が身に付き始めるとおっしゃっておりました。
報告後は、グループ討論を行い、木村さんの報告についてさらに学びを深めました。
経営者として失敗も成功も赤裸々に語って頂き、本音で経営実践を報告し合うという、まさに同友会らしい例会ではなかったでしょうか?
記:MR