2016年10月6日(木)大津支部のソーシャルインクルージョンプロジェクトの活動で、北大津養護学校への見学訪問を参加者6名の中行いました!
今期度より立ち上がった大津支部のプロジェクト、ソーシャルインクルージョンプロジェクトは、就労困難な方々を支援する目的で立ち上がりました。
大津支部では、就労困難な方々をボランティアで雇用するのではなく、その方々の特性を生かす職場環境、を創り出し、彼、彼女らが、仕事を通じて生きがいを持てるような会社にすることを目的に活動を行っています。
今回は、北大津養護学校に訪問させて頂きました。北大津養護学校は昭和54年にここ大津市伊香立の地に開校しました、知的障害と肢体不自由の児童・生徒が学ぶ知・肢併置の特別支援学校です。今年度は小学部、中学部、高等部をあわせて182名の児童生徒が学んでいます。
最初北大津養護学校教頭の西村さんより、今回の目的、意義の説明を受け、その後校舎の中を見学させて頂きました。
高等部では、様々な就労に向けた活動を行っており、工作、織物、農業と幅広く訓練を行っておられます。
また自分達で制作した物を文化祭で販売する活動も行っており、値段も作製した本人達が決めるみたいです。
特に織物は綺麗にできており、参加者からは「技術面の高さがすごい」という声が出ていました。
しかし実際には、この学校を卒業した後、一般の会社に就職することは難しく、ほんの数名だそうです。
学校の教員の方々も、必死で職場体験をさせてもらえる場所を探しているみたいで、ハローワークに出ている求人を見て、直接ハローワークにお願いをしに行っているようです。
ソーシャルインクルージョンプロジェクトの取り組みはまだ始まったばかりです。これからゆっくり、しっかりと取り組みを続ける必要があります。
まずは、こういった学校や施設に赴き、情報共有することが必要です。
今回は、北大津養護学校へ訪問することにより、新たな気付きや学びを得ました。
また学校の方々と繋がりを持てたことにより、今後の取り組みでも協力して行っていける環境ができたのではないでしょうか?
今後も大津支部のソーシャルインクルージョンプロジェクトに注目です!!
(記:MR)